ロックダウン下で英保守党がパーティー、新動画が浮上 閣僚が陳謝

画像提供, The Mirror
イギリスで新型コロナウイルス対策のロックダウン中、与党・保守党の関係者らがクリスマス・パーティを楽しんでいたことを示す新たな動画が浮上した。マイケル・ゴーヴ住宅担当相は18日、「弁解の余地がない」として陳謝した。
この動画は、英紙ミラーが17日にサイトで公開した。長さ45秒。ロンドンで2020年12月に開かれたイベント会場で、労働者らが酒を飲んで踊っているのが映っている。手を取り合って踊る男女の姿も見える。
ゴーヴ氏はBBCに、動画は「ひどい」内容であり、見た人に「極めて腹立たしい」思いをさせるものだと述べた。
ロンドン警視庁は「この動画のことは認識しており検討中」だとした。
パーティーに参加していた保守党員2人は最近、ボリス・ジョンソン元首相の在任中に功績があったとして叙勲を受けていた。ゴーヴ氏は、それらの栄誉を剥奪すべきではないとした。
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動画の中では、何者かが撮影について「ルールを曲げているように配信しなければ」大丈夫だと言っているのが聞こえる。
保守党は、このイベントに絡んで4人を処分したと明らかにした。氏名は明かさなかった。
警察は昨年、このイベントを捜査したが、誰に対しても罰金を科すことはなかった。同じイベントについてはこれまでも報道されていたが、静止画像のみ公になっていた。
社交は規制されていたが
問題のクリスマス・パーティーは、保守党本部で開かれ、当時ロンドン市長選に立候補していたショーン・ベイリー氏の選挙運動チームが企画した。
当時のロンドンでは、新型ウイルス関連の規制レベルは「ティア2」だった。屋内での社交は家族や支援関係者らの間に限定され、庭やパブでの社交は6人以下に限って認められていた。
ベイリー氏は、今回の動画には出てこないが、これまでに参加を認めて謝罪している。同氏は先週、ジョンソン政権の功績者として一代貴族とされた。
一方、ジョンソン元首相の補佐官だったベン・マレット氏は、動画の中で参加者らと談笑する姿が映っている。同氏は先週、大英帝国勲章(OBE)を受けた
ゴーヴ氏は18日、BBCの番組で、「無条件に謝罪したい」と表明。当時、「自由の削減」を受け入れていた人々は、この動画を見て憤慨するだろうとした。
しかし、パーティー参加者の叙勲については、取り消されるべきではないと主張。「誰が(叙勲)リストに載るかは、退任首相のボリス・ジョンソンが決定することだ」とし、政府は「正当な手続き」を尊重しなくてはならないと付け加えた。
「ルールが別だと思っている」
ロンドン警視庁は昨年11月、パーティー参加者らに対して何の措置も取らないと発表した。
最大野党・労働党のアンジェラ・レイナー副党首は、参加者らについて、新型ウイルス関連のルールを「公然とばかにしていた」と批判。「保守党は、自分たちと他の人たちとはルールが別だと思っている」と述べた。
野党・自由民主党のデイジー・クーパー副党首は、今回の動画を見て、保守党の議員や閣僚は「胃を痛く」すべきだと主張。「家族が悲しみ、NHS(国民保健サービス)職員が最前線で働いている間、保守党の選挙本部はパーティーをしていた」と批判した。
BBCはベイリー氏とマレット氏にコメントを求めている。











