バンクシーがウクライナで制作した壁画が切手に ロシアによる侵攻1年

画像提供, Getty Images
ロシアの侵攻開始から1周年を迎えたウクライナで、覆面アーティストのバンクシーがロシアの攻撃で破壊された建物の壁に描いた絵を使った切手が発行された。
壁画は、ウクライナの首都キーウ近郊ボロジャンカの住宅に描かれたもので、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に似た柔道着姿の男性が子供に投げとばされている。プーチン氏は柔道の愛好家で、黒帯の有段者。
切手の左下には、プーチン氏を罵倒する言葉を略したキリル文字が付け加えられた。
ボロジャンカは昨年2月24日の侵攻開始直後、ロシア軍の砲撃で大きな被害を受けた。
多くのウクライナ国民がこのバンクシーの壁画を、ロシアの侵攻に対する同国の激しい抵抗を表すものと受け止めている。
24日にはキーウの中央郵便局に、この切手を買おうと大勢の住民が列を作ったという。
切手を購入した26歳の女性はAFP通信の取材に、「世界にウクライナを理解してもらうクールな方法で、注目を集め続けられる」と話した。
また、「バンクシーの作品のひとつが初めて切手になった」のを見られてうれしいと語った。
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戦争が続く中、バンクシーはウクライナの最も被害が大きかったいくつかの町で作品を制作している。
ボロジャンカは侵攻開始から数日後にロシア軍に占領された。4月に解放された後、ウクライナ当局はロシア軍がこの町で戦争犯罪をおかしたと非難した。
キーウ周辺ではその後、民間人数百人が埋葬されている集団墓地が複数発見された。中には手を縛られている遺体や、明らかに至近距離から撃たれたとみられる遺体もあった。
ロシアは民間人殺害を否定しており、証拠を示さないまま、ウクライナによる「でっちあげ」だと主張している。









