トランプ氏、イスラエルによるイラン最高指導者の殺害に反対か 米政府関係者が証言と報道

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BBCがアメリカで提携するCBSニュースは15日、米政府関係者3人の話として、アメリカのドナルド・トランプ大統領が、イスラエルによるイランの最高指導者アリ・ハメネイ師の殺害計画を認めなかったのだと報じた。
関係者の1人によると、トランプ氏はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、ハメネイ師の暗殺は「良い案ではない」と伝えたという。トランプ氏はこの報道について、現時点で公にコメントしていない。
このやり取りは、イスラエルが14日にイラン攻撃を開始した以降に行われたとされている。
ネタニヤフ首相は15日に放送された米FOXニュースのインタビューで、トランプ氏がハメネイ師の殺害計画を却下したのだとするロイター通信の報道について、肯定も否定もしなかった。
ネタニヤフ首相はこのインタビューで、「行われなかった会話に関する虚偽報道があまりにも多い。そうしたことには立ち入らない」と述べた。
その上で、「我々は必要なことを行っている。これからも必要なことを行うし、アメリカも、アメリカにとって何が最善かを理解していると思うので、この件には深入りしない」と語った。
イスラエル政府の高官はCBSニュースに対し、イスラエルは「原則として政治指導者を殺害しない。我々の焦点は核および軍事にある。そうした計画に関与している人物が自由で楽に暮らしているべきだとは思わない」と語った。
イスラエルは13日、イランの核関連施設などを標的とした攻撃を開始した。両国はその後も大規模な攻撃を相互に続けており、15日には3日目に突入した。
中東情勢の緊迫化を受け、トランプ大統領は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に、「イランとイスラエルは合意するべきだ」と投稿。「インドとパキスタンの時と同じように」、自分が両国の敵対行為を止めさせると述べた。
カナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に向けて出発する前、トランプ氏は記者団に対し、アメリカは引き続きイスラエルを支援すると述べた。一方、イスラエルに対してイランへの攻撃停止を求めたかどうかについては明言を避けた。
アメリカとイランの次の核協議は当初、15日に予定されていたが、仲介役を務めるオマーンのバドル・アルブサイディ外相が前14日に中止を発表した。
ロイター通信は15日、イランはカタールおよびオマーンに対し、イスラエルからの攻撃が続く限り、停戦交渉には応じないとの立場を伝えたと報じた。
トランプ氏は14日、アメリカは「イランへの攻撃には一切関与していない」と述べた。
その上で、「どのような形だろうと、我々がイランに攻撃されるようなことがもしあれば、アメリカ軍の総力と威力を結集し、これまでにない規模で報復する」と警告した。











