人質8人解放、パレスチナ人も30人釈放 米国務長官が3度目の中東訪問

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イスラエル当局は11月30日、イスラム組織ハマスに人質に取られていた人質8人が解放され、イスラエルの刑務所に収容していたパレスチナ人30人を釈放したと発表した。戦闘休止はこの日が7日目。双方が合意した再延長は1日朝が期限とみられており、引き続き延長が実現するかが焦点となっている。
イスラエル当局によると、戦闘休止7日目の11月30日、まず人質2人が解放された。
1人は、ハマスが10月16日に腕のけがの治療を受けている様子だとする映像を公開していた、イスラエルとフランスの二重国籍をもつイスラエル人女性のミア・シェムさん(21)だった。シェムさんは、イスラエル南部で開かれていた「スーパーノヴァ」音楽フェスティバルの会場で拉致されていた。

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続いて6人の人質が解放された。16~41歳で、1組のきょうだい(16歳と18歳)が含まれていた。
このきょうだいは10月7日、ハマスによってキブツ(農業共同体)ホリトの酪農場から拉致された。同時に拉致された兄と父は、現在もハマスに拘束されているとみられる。
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カタール外務省は、前日29日に解放されたロシア系イスラエル人2人について、30日に解放される人質としてカウントされると説明。同日の解放が予定どおり計10人に達したとした。
一方、イスラエルの刑務所当局は、収監していたパレスチナ人30人を釈放したと発表した。釈放された人々の名前はまだ明らかにされていない。
ハマス系メディアは、釈放についてすぐには報じていない。
戦闘休止の延長継続を目指し
イスラエルとハマスの戦闘休止は、当初は24日朝から4日間の予定だったが、2日間の延長で双方が合意。その終了を目前に30日、1日間の再延長で合意に至った。
延長継続の実現に向け、双方や仲介国などが協議を続けている。エジプトの当局者らは、2日間の延長をカタールとともに呼びかけているとしている。
アメリカのジョン・カービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は、同国がイスラエル、カタール、エジプトとともに戦闘休止の延長に向けて努力していると説明。休止を「9日目、10日目」、さらにはその先へと延ばすため、「文字通り常時」対応しているのだとした。
同時に、戦闘が再開されれば、アメリカはイスラエルを支援し続けると表明。イスラエルには「ハマスを追いつめる」権利があると強調した。

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米国務長官が3度目の中東訪問
アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は30日、中東を訪れた。ハマスとイスラエルの戦闘が始まってから3度目となる。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長と会談した。
ブリンケン氏はイスラエルのテルアヴィヴで記者団に、イスラエルに対しては、軍事作戦再開に先立ち民間人保護の措置を講じる必要があると、明確に伝えたと述べた。また、ガザ北部での民間人の大規模な犠牲を「南部で繰り返してはならない」と強調したとした。
具体的には、ガザ南部と中部で、罪のない住民らが避難し、安全に過ごせる場所を指定すべきだと主張。病院のようなインフラへの攻撃は、避けなくてはならないとも伝えたという。
ブリンケン氏はハマスについて、「選択肢をもっている」と説明。人質を直ちに解放し、10月7日のイスラエル襲撃の指揮者たちを引き渡すことも可能だとの見方を示した。
イスラエルのネタニヤフ首相は、ブリンケン氏との会談後に声明を発表。ブリンケン氏に対し、「私たちは、私は、ハマスをせん滅すると誓った。何も私たちを止めることはできない」と伝えたと声明で述べた。
また、すべての人質が解放され、ハマスを完全に「せん滅」するまで、戦争を続けるとブリンケン氏に述べたとした。
ブリンケン氏は、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の都市ラマラも訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。
米当局によると、ブリンケン氏はアッバス氏に、アメリカがパレスチナ国家の樹立を「前進させるための具体的な措置」を取ることを約束すると伝えたという。
また、「ヨルダン川西岸のパレスチナ民間人に対する、過激派の暴力を非難」し、関係者が全面的に責任を問われるよう引き続き主張していくと述べたという。








