テニス全仏、加藤未唯が混合ダブルスで初優勝 女子ダブルスで失格の4日後

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テニスの全仏オープンの混合ダブルス決勝が8日あり、加藤未唯(28)とティム・プッツ(ドイツ)組が優勝した。加藤は4日前の女子ダブルスで、ボールガールにボールをぶつけたとして失格処分になっており、この処分を「不当」だとして提訴している。
加藤・プッツ組は決勝で、ビアンカ・アンドレスク(カナダ)とマイケル・ヴィーナス(ニュージーランド)組と対戦。4-6、6-4の1セットオールから、マッチタイブレーク10-6で勝利した。
加藤は4日、アルディラ・スーチャディ(インドネシア)と組んだ女子ダブルスで、ポイント間にコート反対側に向けてボールを送ったところ、それがボールガールに直接当たった。これを受け、失格となっていた。
混合ダブルスでの優勝後、パートナーのプッツは、「ああいうことがあった後のこの優勝が、あなたにとって救いとなることを願っている」とスピーチ。
加藤は感極まった様子で、用意してあった声明を読み上げながら、「女子ダブルスでの不当な失格で、ここ数日は精神的にとても厳しかった」と振り返り、次のように続けた。
「コーチ、私が大変だった時にいつも一緒にいてくれたことに感謝している。ティム、あなたが私のパートナーで本当によかった。いつも私を支え、元気づけてくれてありがとう」
「そして、心のこもった支援のメッセージをくれた選手たち、コーチたち、そしてみんなに感謝の気持ちを伝えたい。そのポジティブな支えがあったから、私はここに立てた」
失格になった出来事
加藤が失格になったのは、女子ダブルス3回戦でマリエ・ブズコヴァ(チェコ)とサラ・ソリベス・トルモ(スペイン)組に7-6 (7-1)、1-3で負けていた時だった。
加藤はコートの反対側に立っていたボールガールに向けて、ボールをラケットで打って送ったところ、彼女の肩に直撃。ボールガールはショックを受けた様子だった。
加藤は当初、審判から警告を受けた。しかし相手ペアが抗議した結果、加藤組は失格となった。加藤はボールガールに謝罪したが、ペナルティーとして賞金とランキングポイントを失った。
4大大会(グランドスラム)初優勝を果たした加藤は、試合後のスピーチで、「失格は残念だったが、いつかまたここに戻って女子ダブルス決勝に進めるよう頑張りたい。ボールガールが無事だと願っている」と述べた。
また、「女子ダブルスの対戦相手だったサラとマリエへ」と呼びかけ、「またどこかで対戦して、素晴らしい試合をしたいと思っている」とした。
そして、「最後に、ローラン・ギャロスのみなさん、失格の判断は残念だが、(失格は不当だとする)私の訴えがよい結果となって、ポイントや賞金を受け取れることを期待している」と話した。










