ガザ地区の武装組織とイスラエルが停戦、5日間にわたる攻撃後

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パレスチナ自治区ガザ地区の武装組織「イスラム聖戦(PIJ)」とイスラエル軍は、13日夜から停戦に入った。最初の2時間は双方に攻撃が続き、不安定な始まりとなったが、5日間にわたる交戦を終わらせる希望も出てきた。
9日に始まったガザ地区への攻撃で、少なくとも33人のパレスチナ人が殺害された。イスラエル軍は、PIJの標的を攻撃したとしている。
一方、ガザ地区からイスラエルへのロケット攻撃では、2人が亡くなった。1人はイスラエル人、もう1人はイスラエルで働くパレスチナ人だったという。
今回の停戦はエジプトが仲介を務めた。
アメリカ政府は停戦の発表を歓迎。アメリカ当局も停戦に向け、同地域のパートナーと協力したと語った。
停戦が始まった13日午後10時直前には、パレスチナ側からのロケット攻撃により、ガザ地区に近いイスラエル南部や、テルアビブ郊外などで警報が鳴った。
停戦が始まる時間の数分後にも、パレスチナの武装組織がイスラエル南部にロケット攻撃を仕掛けた。一方のイスラエル軍は、ガザ地区内のPIJのロケット発射台2カ所に空爆したと発表した。
午後11時前後にも再びロケット攻撃があり、新たな空爆の波につながった。

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こうした戦闘にも関わらず、イスラエルの首相府は、停戦に合意したとの声明を発表。エジプトの「多大な努力」に感謝を表明した。
声明は停戦合意について「沈黙には沈黙を返すということだ。もしイスラエルが攻撃されたり脅かされたりした場合、引き続き自衛のために必要なことをする」としている。
PIJも停戦を認めている。PIJの広報担当者はロイター通信の取材に対し、「占領者(イスラエル)が順守する限り、我々も順守する」と述べた。
BBCが確認したエジプト情報機関のやりとりによると、パレスチナの武装組織とイスラエルは民間人や他の個人を標的とした行動をやめることで合意した。
エルサレムで取材しているBBCのヨランド・ネル記者によると、この表現は、最近のガザ地区からの激しいロケット砲撃や、イスラエルによる過激派指導者殺害の両方を対象としているとみられる。
イスラエルは9日、PIJのの幹部3人を標的にした攻撃を開始。幹部らの自宅を狙い、3人のほかに少なくとも民間人を10人殺害した。これには幹部らの親族や隣人も含まれている。
PIJはこれを受けた報復措置として、大量のロケット弾をイスラエル南部や中部に向けて発射した。
イスラエル軍によると、少なくとも計1234発のロケット弾がガザ地区から発射され、このうち976発がイスラエルに到達した。大半は迎撃されるか、開けた場所に落下したが、住宅などの建物に落ちたものもあるという。
イスラエル軍は、ガザ地区から発射されたロケット弾のうち221発はガザ地区内に落下し、3人も子供を含む4人がなくなったとしている。PIJはこの疑惑を指定している。
イスラエルはガザ地区でPIJの拠点371カ所を標的とした空爆を行い、さらに3人の幹部を殺害した。また、PIJのロケット弾発射場や司令部を破壊したとしている。
ガザ地区の保健当局は、亡くなった33人のうち、およそ半分が民間人で、子供7人と女性4人も含まれるとしている。










