イスラエル、レバノンとガザ地区を空爆 ロケット弾攻撃を受け

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イスラエル国防軍(IDF)は7日、レバノンとパレスチナ自治区ガザ地区にある、イスラム武装組織ハマスの関連箇所を攻撃したと明らかにした。
この攻撃の前日には、レバノンからイスラエルに大規模なロケット弾攻撃があった。イスラエルは、ハマスによるものだと主張している。
IDFは7日未明にツイッターで声明を発表。「レバノン南部のハマスに属するテロリストのインフラを含む」ターゲットを攻撃したとした。
さらに、ハマスがレバノンから攻撃を仕掛けるのを許さないとし、レバノンには「その領土から向けられるすべての砲撃の責任」を取らせるとした。
イスラエルとパレスチナの緊張は、このところ一段と高まっている。イスラエルの警察は今週に入り、エルサレムのアルアクサ・モスクで2夜続けてパレスチナ人と衝突していた。
このモスクはイスラム教で3番目に神聖な場所とされる。イスラエルの警察の出動で、パレスチナ側との間に暴力的な対立が起きており、怒りが周辺地域にも広がっている。
ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏は、イスラエルの侵攻に直面したパレスチナ人が「腕を組んでじっとしている」ことはないと述べた。ハニヤ氏はレバノンからロケット弾が発射されたとき、同国内にいた。

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ハマスは、レバノンから6日にロケット弾が発射されたことについて、誰によるものか情報を得ていないとした。
この攻撃は、レバノンからイスラエルに向けられたものとしては過去17年間で最大規模。イスラエルは、ロケット弾34発のほとんどを迎撃したが、5発が建物を損壊させたとしている。
イスラエル軍も戦闘機によるガザ地区への空爆を強めており、今回は10分間でミサイル約20発を新たな標的4カ所に発射した。パレスチナの武装勢力も、イスラエル南部に向けて新たにロケット弾を発射し、イスラエルでは警報のサイレンが鳴り響いた。
イスラエル紙エルサレム・ポストはIDF広報部の話として、イスラエル軍の戦闘機が地下の兵器生産拠点1カ所と地上の3カ所を攻撃したと伝えた。
今回のイスラエルの空爆は、昨年8月にパレスチナの武装組織イスラム聖戦(PIJ)との対立におけるもの以来の激しさとされる。
国連は自制求める
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は空爆に先立ち、緊急の安全保障閣僚会議を開いた。
同首相はテレビ演説で、「私たちは敵を攻撃し、敵はすべての侵略行為に対して代償を払うことになる」と述べた。また、緊張緩和を呼びかけると同時に、「暴力を行使する過激派に対して、断固とした行動を取る」とした。
一方、レバノンのナジブ・ミカティ首相は、同国内からの軍事作戦は「状況を不安定にする」とし、いかなるものも非難するとした。
レバノンに展開している国連平和維持軍の国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は、状況は「極めて深刻」だとし、「自制とさらなるエスカレーションの回避」を求めた。








