ウクライナ中部ドニプロで爆撃、子供含む20人がけが
ウクライナ中部ドニプロ市で3日、ロシアによるとされる爆撃があり、20人がけがをした。5人は子供で、そのうち3人が重体という。まだがれきの下に閉じ込められている人々がいる可能性もあるとされる。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が投稿した動画には、救急隊員が2階建ての建物のがれきを捜索する様子が映っていた。
ドニプロ州のセルヒイ・リサク州知事は、負傷者のうち5人が子供で、男性1人ががれきの下から救出されたと述べた。
3日にはウクライナ各地で爆発の報告があった。ロシアはこの件について言及していない。
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ゼレンスキー氏はドニプロでの爆発をロシアによる故意の攻撃だと説明した。他方でロシアはかねて、ウクライナ侵攻では民間人を標的にしていないと主張してきている。
ドニプロ州のリサク知事によると、市北部に爆撃があった後、火災が発生した。
また、けが人には子供5人が含まれており、うち3人が重傷だと述べた。けがをした20人のうち17人が病院に運ばれたという。
このほか、首都キーウ当局はメッセージアプリ「テレグラム」に、4日未明に防空システムが作動し、空爆に対応したと投稿した。
北部スーミの当局は、ロシアの爆撃によって87回の爆発があったと発表。負傷者に加え、インフラにも被害が出ているという。
ロシアの占領下にあるベルジャンスクとメリトポリでも十数回の爆発が報告されているが、詳細は分かっていない。
一方ロシア側は、西部ベルゴロド州にウクライナから侵入してきた武装集団に攻撃され、2人が死亡したと発表した。
地元当局はウクライナを非難しているが、ウクライナ側は、犠牲はロシアが反政府戦闘員を標的にしようとした結果だとしている。
ベルゴロド州ではこのところ、こうした武装集団による攻撃が相次いでいる。5月末には大規模な越境攻撃があった。ロシア側はこの戦闘で、相手の戦闘員70人を殺害したとしている。
ウクライナ政府は一連の攻撃への関与を否定し、ロシア人の準軍事組織によるものだと主張している。
こうした中、ゼレンスキー大統領の側近が3日、ウクライナはまだロシア軍への反転攻勢を開始する準備ができていないと述べた。
ウクライナ大統領府のイホル・ゾフカ副長官は英日曜紙サンデー・タイムズの取材で、兵器と銃弾不足のせいで反攻が開始出来ないと話した。
しかしこれは、ウクライナは反攻作戦を開始する準備ができているというゼレンスキー氏の前日の発言と食い違っているように思える。
サンデー・タイムズは、ウクライナ政府関係者同士の矛盾する発言は、ロシア政府を混乱させるための意図的なものかもしれないと指摘している。










