キーウで3夜連続、ロシアによる攻撃 死傷者も

画像提供, Kyiv City Military Administration
ウクライナの首都キーウで29日夜から30日未明にかけ、3夜連続となるロシアによる攻撃があった。爆音が響き、建物が炎上し、死傷者が出た。
ウクライナ当局によると、市南部のホロシウスキー地区で、攻撃によって複数階建ての建物で火災が発生するなどし、少なくとも1人が死亡、3人が負傷した。
当局は声明で、「上層の二つの階が破壊され、がれきの下に人がいる可能性がある」とした。
ドニプロ川を挟んだ反対のダルニツキイ地区では、民間の建物2棟が炎上し、数台の車が損壊した。
キーウのヴィタリー・クリチコ市長は、今回の攻撃を「大規模」と説明。住民に対し「避難所から出ない」よう呼びかけた。
ウクライナ当局は、防空システムで無人航空機(ドローン)を20機以上撃墜したとしている。
空襲警報は3時間で解除された。
キーウへの攻撃は、今月に入って17回目。
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西部の州でも軍用機などに被害
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は29日夜のビデオ演説で、アメリカ製のパトリオット防空システムを称賛。「ロシアのミサイルを100%撃ち落とす」ことができると述べ、こう続けた。
「ロシアは悪の道を最後まで、つまり敗北までたどろうとしている。悪にとって目的地は敗北しかないからだ。世界はテロが敗れるのを目の当たりにしている」
ウクライナ国防省の情報部門トップ、キリロ・ブダノフ情報総局長は、ロシアによる一連のミサイル攻撃に対して迅速に対応するとした。
この日はキーウ以外でもロシア軍の攻撃があった。
西部フメリニツキー州の当局は、軍事施設で航空機5機が被害を受けたと発表した。滑走路も修復中だという。
ロシア軍は、この日のキーウなどへの攻撃で、意図した標的をすべて爆撃したとしている。
双方の主張については、独立した検証がなされていない。
アナリストらは、予想されているウクライナの反撃を前に、ロシアはウクライナの防空システムを疲弊させ、被害を与えることを狙っているとしている。
一方、ロシアの首都モスクワも30日未明、ドローンによる攻撃を受け、セルゲイ・ソビャーニン市長によると、いくつかの建物に軽い被害が出たとされる。

画像提供, Reuters

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