マスク氏、「ツイッターの次期CEO見つけた」と投稿
ジェイムズ・クレイトン、ナタリー・シャーマン

画像提供, Getty Images
米ツイッターを所有するイーロン・マスク氏は11日、新たな最高経営責任者(CEO)を見つけたと発表した。
マスク氏はツイッター上でこの発表を行った。新CEOの名前は明かさなかったものの、「彼女」は6週間以内に働き始めると述べた。マスク氏は会長兼最高技術責任者になるという。
マスク氏はこのところ、ツイッターの次の責任者を任命し、電気自動車メーカーのテスラ社など、他のビジネスに集中するよう圧力をかけられていた。
昨年にマスク氏がツイッター上で行ったアンケートでは、回答者の大半がマスク氏は退任するべきだと答えた。この時マスク氏は、「ツイッターが生き続けるよう、実際にそうできる人は、誰もこの仕事をやりたがらない」と述べていた。
マスク氏はツイッターを他の人物に任せるつもりだと述べたものの、その時期や、本当にそうするのかなどは不透明だった。

今回の発表後、テスラ社の株価は上昇した。マスク氏は以前、ツイッターを買収してテスラをないがしろにし、同社のブランドを傷つけたと、株主から批判を浴びていた。
投資会社ウェドブッシュ・セキュリティーズのダン・アイヴズ氏は、「我々は今回の件を究極的には、ツイッター関連の悪夢のような状況について、ようやくマスク氏が空気を読んで大きく前進したと考える」と話した。
「ツイッターとテスラ、スペースXのCEOとしてバランスを取るのは不可能な仕事だ。変える必要があった」
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルと同ヴァラエティは関係者の話として、NBCユニバーサルの広報責任者リンダ・ヤッカリーノ氏がツイッターの次期CEOに選ばれたと報じた。
ツイッターはこれらの報道についてコメントしていない。NBCユニバーサルもBBCの取材に応じていない。
マスク氏が本気なのかどうかを知るのは時に難しい。
4月にBBCが行った単独取材でマスク氏は、誰をツイッターのボスにするのかという質問に、犬を社長にしたのだと答えた。
しかしもし本当にマスク氏が女性をツイッターの次期CEOに任命したのなら、大手テクノロジー企業のトップに上り詰めた数少ない女性ということになる。
昨年発表されたアメリカのトップ500企業に入ったテクノロジー企業のうち、女性が経営トップだったのは10%未満だった。
マスク氏は有料サービス「ツイッター・ブルー」について語っていたが、ツイッターの収益の大半は広告から得られている。
新CEOは間違いなく広告主との関係改善を求め、コンテンツ・モデレーションに関する懸念も取り除こうとするだろう。
表現の自由の絶対主義者を名乗るマスク氏は、ツイッターにおける表現の自由を守るために買収を行ったと述べていた。しかし、広告主は自分たちのコンテンツが偽情報や過激派のコンテンツと並ぶのは求めていない。
マスク氏は昨年10月、裁判所に買収を完遂するよう勧告され、ツイッターを手に入れた。マスク氏は就任早々、コスト削減のため数千人の従業員を解雇し、物議を醸した。同社は黒字化に苦戦している。
今年3月には、こうした努力が成果を上げ、財務状況は改善していると話していた。
BBCの独占取材では、ツイッターから離れていた広告主のほとんどは、買収が実現してすぐに戻ってきたと語っていた。







