ジョコヴィッチ、全豪オープンで優勝 4大大会の優勝が最多タイに

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テニスの全豪オープンの男子シングルス決勝が29日、メルボルン・パークであり、ノヴァク・ジョコヴィッチ(35、セルビア)がセットカウント3-0のストレートで、大会最多10回目の優勝を果たした。4大大会での優勝回数も最多タイとなった。前日の女子シングルス決勝では、アリーナ・サバレンカ(24、ベラルーシ)が初優勝した。
ジョコヴィッチは昨年、全豪オープン4連覇を狙ったが、新型コロナウイルスのワクチンを未接種だったため、大会開始前にオーストラリアから国外退去処分となった。さらに、オーストラリアへの入国を3年間禁止された。
だがその後、入国禁止の決定が覆されていた。今年の全豪オープンは、新型ウイルス関連の規制は設けられていない。
この日の決勝では、ジョコヴィッチは序盤から優勢に試合を進め、6-3、7-6(7-4)、7-6(7-5)でステファノ・チチパス(24、ギリシャ)に勝利した。
これでグランドスラム(4大)大会での優勝は22回となり、ラファエル・ナダル(36、スペイン)の最多記録に並んだ。
世界ランキング1位への復帰も確実にした。
全豪オープンでは2018年から負け知らずで、連勝記録を28に伸ばした。

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ジョコヴィッチは優勝を決めると、家族やチームがいる観客席のボックスに駆け上がり、母親らと喜びを分かち合った。成し遂げたことの大きさに涙を流し、コート上のいすに戻ってからもタオルをかぶってすすり泣き続けた。
今大会1セットしか落とさなかったジョコヴィッチは、「ここまで長い旅路だったが、とても特別なものだ」と述べた。
「率直に言って、全豪オープンにおける最高のプレーができた。4回戦、準々決勝、準決勝はコートでとても気持ちよかったし、ボールをとてもうまく打てた」
準決勝の前には、父親のスルジャンさんがロシアのウラジーミル・プーチン大統領の支持者と一緒に写真撮影をしていたことが問題となった。
しかし、これまでたびたび困難な状況に直面しても、冷静さでそれを克服してきたジョコヴィッチは、今回も同じように対処。大舞台でまたも結果を出した。
準優勝のチチパスは試合後のスピーチで、「これまで難しく激しい試合をたくさん経験してきたが、改めて、ノヴァクが私の能力を最大限に引き出してくれると言いたい。彼はテニス界で最も偉大な選手の1人だ」と述べた。

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28日にあった女子シングルス決勝では、アリーナ・サバレンカが4-6、6-3、6-4でエレーナ・ルバキナ(23、カザフスタン)を下し、初のグランドスラムタイトルを手にした。
サバレンカの出身国のベラルーシは、ウクライナを侵攻しているロシアを支持している。そのため、サバレンカは自国の旗ではなく中立旗の下でプレーした。

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