ジョコヴィッチがウィンブルドン4連覇、通算7度目の優勝

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テニスのウィンブルドンは10日、男子シングルス決勝が行われ、ノヴァク・ジョコヴィッチ(35、セルビア)が四大大会決勝初進出のニック・キリオス(27、オーストラリア)を4-6、6-3、6-4、7-6 (7-3)の逆転で破り、大会4連覇を果たした。
第1セットは、7本のサービスエースを決めたキリオスが先取した。キリオスはファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が81%と、サーブが好調だった。
続いて第2セットは、世界ランク3位のジョコヴィッチに有利な展開となった。第3ゲームの23本のロングラリーでキリオスを圧倒すると、第4ゲームでブレークに成功。第9ゲームでキリオスが4回のブレークチャンスを掴むも、ジョコヴィッチがこのセットを奪い返し、セットカウント1-1とした。
第3セット序盤、スタンドから大声をあげる抗議者が警備員によって排除され、試合は一時中断された。互いにサービスキープが続き4-4で迎えた第9ゲームでは、キリオスがサービスポイントで40-0としたが、ジョコビッチが5連続ポイントでブレーク。続く第10ゲームをキープしたジョコビッチが第3セットも連取した。
冷静さを失ったキリオスはベンチに戻るとフラストレーションを爆発させた。
第4セットでは互いにブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開。タイブレークにもつれ込んだ。タイブレークはキリオスのダブルフォルトから始まり、有利に立ったジョコビッチがリードを守ってこのセットも奪取した。
ジョコビッチは優勝が決まると、喜びを爆発させ、キリオスの肩に腕を回した。励ましの言葉をかけられたのか、キリオスは笑顔を見せた。
ジョコビッチは優勝スピーチの中で、キリオスは四大大会の決勝に「戻ってくる」と話した。
「こんな時になぐさめの言葉を見つけるのは難しいが、あなたが世界最高のプレーヤーの1人である理由を、あなたは示してくれた」
「幸運を願っている。私はあなたのことをとても尊敬している。驚異的な才能を持っているので」
「こんなにたくさん褒めることになるなんて思ってもみなかった! これはブロマンス(男性同士のロマンスにも似た熱い友情を指す造語)だ、公然の事実だ」
四大大会決勝初進出を果たし、興奮で眠れないと話していたキリオスは、「正直言うと、ジョコヴィッチはちょっと神がかっている。自分自身はいいプレーができたと思う」と、ジョコヴィッチを祝福した。

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ジョコビッチのウィンブルドン優勝は通算7度目。これはロジャー・フェデラー(スイス、最多8度の優勝)に次ぐ記録。
また、通算22度の四大大会(グランドスラム)優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)の記録にまであと1勝となった。
新型コロナウイルスワクチンを未接種のジョコヴィッチは、1月の全豪オープンへの出場を予定していたものの、「保健衛生」上の理由からビザが取り消され、オーストラリアから国外退去になった。
5月に出場した全仏オープンでは準々決勝でナダルに敗れており、今年初の主要大会での優勝となった。










