テニスのジョコヴィッチ選手、全豪への出場が可能に 入国禁止覆る

画像提供, Getty Images
男子テニスのノヴァク・ジョコヴィッチ選手(35、セルビア)が16日、来年1月の全豪オープンに出場する予定だと明らかにした。オーストラリアへの入国禁止が覆されたとし、「とてもうれしい」と述べた。
ジョコビッチ選手は今年1月、全豪オープン出場のため現地入りした。しかし、新型コロナウイルスのワクチンを未接種だったことから、査証(ビザ)が取り消された。さらに、大会が始まる前に、オーストラリア政府によって国外退去処分とされた。
これにより、ジョコヴィッチ選手は自動的にオーストラリアへの入国が3年間禁止された。だが15日になって、ビザが発給される見通しになったという。
ジョコヴィッチ選手は、今年最終戦のATPファイナルが開かれているイタリア・トリノでの記者会見で、「これ以上の朗報はない」と喜びを表現。「私や私の身近な人たちは、今年オーストラリアで起きたことや、その後に起きたことで苦労したので、もちろんほっとした」と述べた。
「全豪オープンは、私が最も好成績を収めてきたグランドスラム(4大大会)だ。最高の思い出もある場所だ」
「もちろん、あそこに戻ってテニスをしたい。ベストのプレーを、オーストラリアの夏を素晴らしいものにしたいと思っている」
<関連記事>

全豪開幕直前の大騒動
今年1月の時点では、オーストラリアで新型ウイルスの感染者が急増していた。同国政府の規則では、医療上の正当な免除者を除いて、入国者は全員、ワクチン接種が義務付けられていた。
ジョコヴィッチ選手は、この入国要件を満たしていないと、オーストラリア政府に判断された。そのため、ビザが取り消され、2025年まで入国できないことになった。
しかし、今年5月の政権交代で労働党が政権を握ると、アンドリュー・ジャイルズ移民相は、この入国禁止を覆した。
ジョコヴィッチ選手の拘束と国外退去は、今年の全豪オープンの開幕前に大きな注目を集めた。
オーストラリアでは多くの人がこの決定を支持した。だが、ジョコヴィッチ選手が滞在していたホテルの前やセルビアでは、同選手のサポーターたちが抗議の声を上げた。
ジョコヴィッチ選手は元世界ランキング1位で、4大大会の男子シングルスを21回制覇している。そのうち9回は全豪オープンでの優勝。











