台湾の防空圏に中国軍機 「過去最多」の28機

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台湾の国防部(国防省)は15日、防空識別圏(ADIZ)に中国軍の航空機28機が飛来したと発表した。これまで報告された中で最多規模の侵入だとしている。
発表によると、台湾のADIZに入ったのは、J-16戦闘機が14機、J-11戦闘機が6機、核兵器を搭載可能なH-6爆撃機が4機。ほかに、対潜哨戒機、電子戦機、早期警戒機などが飛来したという。
台湾が実効支配している東沙諸島付近の上空や、台湾南部周辺の空域を飛行したとしている。
中国の軍事行動をめぐっては、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳らが14日、脅威だとして懸念を示したばかり。
中国は最近、台湾南部と東沙諸島の間の上空に、同国軍機を定期的に飛行させている。

1月24日には台湾のADIZに中国軍機15機が侵入。4月12日には同25機がADIZで確認されたという。
ADIZは領空の外側にあり、安全保障上の目的から外国機を識別や監視、統制の対象としている空域。各国が独自に設定するもので、厳密には国際空域だ。
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欧米や日本の中国批判
14日にベルギー・ブリュッセルであったNATO首脳会談は、中国について、核軍備を増強していると指摘。軍の近代化が「不透明」で、ロシアと軍事協力をしているとした。
中国はこれに反発。NATOに対し、中国脅威論の誇張をやめるよう求めた。
NATO首脳会談に先立ってイギリスで先週開かれた主要7カ国(G7)首脳会議は、ウイグル族や香港の民主活動家への対応をめぐり、中国に「人権と基本的自由の尊重」を要求した。
民主主義の台湾は自らを主権国家とみなしているが、中国政府は同国の一部と考えている。
両者の緊張は近年高まっており、中国は台湾を併合するための武力行使を否定していない。









