伊ナポリ近郊で山岳ロープウェーのゴンドラ落下、4人死亡

画像提供, LAPRESSE via AP
イタリア南部ナポリ近郊のモンテ・ファイトで17日、山岳ロープウェーのゴンドラが地面に落下し、4人が死亡した。救急当局が発表した。
当局によると、1人が「深刻な重傷」を負い、ヘリコプターで病院に搬送された。
イタリアのメディアによると、ゴンドラが山頂付近に来た際に、支えていたケーブルの1本が切れたという。
事故当時、もう1台のゴンドラも運行中だったが、谷底付近に位置していた。このゴンドラからは16人が救助され、安全な場所に引き上げられた。
検察が捜査を開始した。
カンパニア州のヴィンチェンツォ・デ・ルカ州知事は、犠牲者は全員、観光客だったと述べた。また、霧や風、雨といった悪天候のため、救助隊が現場に入りにくくなっていたと説明した。
消防署によると、50人以上の消防士が救助活動に参加した。
イタリアのメディアは、ゴンドラが切り立った地域を移動している際にケーブルが切れたと報じている。モンテ・ファイトは標高約1100メートル。
このロープウェーが設置されているカステッラマーレ・ディ・スタビア市の市長は、ロープウェーを引くケーブルが切れたと考えられていると述べた。
「下流の緊急ブレーキは作動したが、山頂に到着目前だったゴンドラのブレーキは明らかに作動しなかった」と、市長はイタリアのメディアに語った。
また、町から山頂まで3キロにわたるロープウェーでは、定期的な安全点検が行われていたと付け加えた。
ロープウェーを運営する公共交通機関EAVは、季節運行のこのロープウェーは「必要な安全条件をすべて満たして、10日前に再開された」と説明。EAVのウンベルト・デ・グレゴリオ最高経営責任者(CEO)は、「今日起こったことは想像もできない、予測不可能な悲劇だ」と述べた。
この日、米ワシントンを訪問していたジョルジャ・メローニ首相は、犠牲者の家族に「心からのお悔やみ」を表明した。
モンテ・ファイトのロープウェーは1952年から運行されている。1960年には同じ路線で同様の事故が発生し、4人が死亡した。
2021年には、イタリア北部ピエモンテ州のマッジョーレ湖と近くの山を結ぶロープウェーのゴンドラが地面に落下し、14人が死亡した。この時の原因はケーブルの切断と緊急ブレーキの故障とされた。






