イタリアでロープウエーのゴンドラ落下 少なくとも14人死亡
イタリア北部ピエモンテ州のマッジョーレ湖近くで23日、湖畔と付近の山の頂を結ぶロープウエーのゴンドラが山の斜面に落下した。これまでに少なくとも子供1人を含む14人の死亡が確認され、別の子供が重体という。
ロープウェーは、マッジョーレ湖に面したリゾート地、ストレーザから観光客を近くのモッタローネ山へ運んでいた。
地元当局によると、落下したゴンドラに乗っていたほとんどの人は落下現場で死亡した。5歳と9歳とみられる子供2人がトリノの病院へ救急搬送されたが、年長の子供は病院で死亡した。幼い子供はイスラエル国籍で、手術を受けたが重体という。
イスラエル外務省によると、事故で5人のイスラエル人が死亡した。
ストレーザのマルチェッラ・セヴェリーノ町長はイタリア放送協会(RAI)に、「私たちはみな打ちのめされている」と話した。

事故は12日午後12時半ごろに起きた。事故原因は不明だが、地元報道によると山頂の手前約300メートルの場所でケーブルが破断した可能性がある。
ゴンドラは山肌まで約20メートル落下し、樹木に当たって停まるまで斜面を転がり落ちたと、セヴェリーノ町長は話した。落下事故の直前、近くでハイキングしていた人たちが大きい摩擦音を聞いたとも明らかにした。さらに町長によると、犠牲者はゴンドラの内外で見つかった。
山岳救助隊のワルター・ミラン氏はテレビ局「RaiNews24」に対して、ゴンドラが「ひしゃげていた」と話した。
ストレーザ ・アルピノ ・モッタローネ・ケーブルカーのウエブサイトによると、通常はストレーザから海抜1491メートルの山頂まで20分かけて乗客を運んでいる。1970年に開通した後、点検整備のため2014年から2016年にかけて運行を止めていた。
ひとつのゴンドラの収容人数は通常約40人。新型コロナウイルス対策の制限解除を受けて、運行を再開したばかりだった。

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急斜面の救助活動は難しく、現場に向かった消防車両が横転したものの、それによる負傷者はなかった。
イタリアのマリオ・ドラギ首相は、「悲劇的な事故」だと述べ、「政府全体から遺族へ弔意をお伝えします。とりわけ、重傷を負った子供たちやその家族のことを思っています」と声明を発表した。
インフラ担当相のエンリコ・ジョヴァンニーニ氏は、事故原因調査を開始すると発表した。地元の検察官事務所も捜査に着手する方針を示した。






