ウクライナ、侵攻支持した元国会議員を暗殺 逃亡先のロシアで

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ウクライナの元国会議員で、ロシアのウクライナ侵攻を支持し国家反逆罪などに問われたイリヤ・キワ氏(46)が6日、ロシアでウクライナ保安局(SBU)によって暗殺された。ウクライナの捜査当局筋がBBCに語った。
「この犯罪者は小火器で始末された」と、複数のウクライナ捜査筋は述べた。
ロシアの捜査当局によると、キワ氏の遺体は首都モスクワの郊外で見つかった。
キワ氏は11月、ロシアによるウクライナ占領を公に呼びかけた罪で、欠席裁判で14年の禁錮刑となった。同氏はすでにウクライナからロシアへ逃れていた。
複数のウクライナ・メディアも情報筋の話として、キワ氏暗殺の背後にはSBUがいたと報じた。
ウクライナ国防省情報総局のアンドリイ・ユソフ報道官は、報道内容をウクライナのテレビ局に認めた。
「キワ氏は確かに、もう存在しない。ウクライナを裏切ったほかの者たちや、プーチン政権の操り人形も、同じ目に遭うはずだ」と、
ロシア連邦捜査委員会(SKR)は、キワ氏がモスクワの西にあるスポネヴォ村で射殺されたことが、早い時点での情報で示されているとしている。現在、事件捜査が進められているという。
キワ氏は2019年のウクライナ大統領選挙で落選し、ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始するわずか1カ月前にウクライナを離れた。
ロシアに渡った後は、ロシア国営テレビのプロパガンダ番組に頻繁に出演していた。ロシアに政治亡命するつもりだったとの報道もある。
こうした中、ウクライナ東部ルハンスク州でロシアの後援を受ける政治家オレグ・ポポフ氏が6日、ルハンスク市内で自動車爆弾によって死亡したと、地元当局が発表した。同州の大部分は、ロシア占領下にある。
ウクライナはこの攻撃についてコメントしていない。
ルハンスク市では11月8日にも、分離派民兵組織の元トップで、ロシアに協力していたミハイル・フィリポネンコ氏が自動車爆弾で死亡した。国防省情報総局は、地元の抵抗勢力と協力して攻撃に関わったとしている。
侵攻が始まって以降、SBUと国防省情報総局は、ロシア国内だけでなくロシア占領地域で重要な標的への作戦を、数多く成功させたと主張している。
2014年にロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島とロシアとを結ぶ、ロシアが設置した橋はたびたび標的にされ、大きな損害を受けている。
先週には、中国国境に近いロシア極東のバイカル・アムール鉄道のトンネルや橋を爆破したと、SBUが発表した。







