ウクライナ、クリミア半島に部隊上陸と発表 旧ソ連からの独立記念日に

Ukrainian soldiers stand at attention

画像提供, Reuters

ウクライナは24日、ロシアが占領するクリミア半島に部隊が一時的に上陸したと発表した。この日はウクライナの旧ソヴィエト連邦からの独立して32周年に当たる。

ウクライナ国防省は、この「特別作戦」のすべての目的は、死傷者を出すことなく達成されたと述べた。また、クリミア西部のオレニウカおよびマヤクでの銃撃戦で、「敵方に被害を与えた」とした。

ロシアは2014年にクリミア半島を不法に併合している。

今回のウクライナの作戦について、ロシア政府はまだコメントしていない。

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Presentational white space

ウクライナ国防省の情報総局は、24日の軍事作戦を主導したと、メッセージアプリ「テレグラム」で発表した。ウクライナ海軍が支援したという。

また、この地域に駐留するロシア部隊との戦闘後、「艦船に乗った特殊部隊が上陸した」と説明した。

「ウクライナ領のクリミアに再び、ウクライナ国旗が立てられた」

情報総局は、ウクライナ兵が国旗を掲揚している様子だとする短い映像を公開した。映像では銃声も聞こえる。

ウクライナの公共放送サスピルネは、衝突には航空機と海軍艦が関与していたと伝えた。ロシアのテレグラム・チャンネルも、その地域での戦闘を伝えていた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこの日、独立記念日のメッセージをX(旧ツイッター)に投稿。ウクライナの独立を維持するのを助けている同胞を称えた。

「この戦いでは誰もが重要だ。全員にとって大切なもののための戦いだからだ」と、ゼレンスキー氏は述べた。

キーウ国際社会学研究所の調査によると、2022年2月にロシアが侵攻を開始して以降、ウクライナ国民の間で独立記念日の重要性が高まっている。現在では、イースター(復活祭)とクリスマスに続き、3番目に重要な祝日とされている。

ウクライナは6月にロシアを追い出す反転攻勢を開始し、東部と南部で一部の領土を奪還した。

BBCヴェリファイ(検証チーム)の分析では、奪還された領土は、面積だけで見ると少ない。

しかし、米戦争研究所の分析によると、ロボティネとウロジャイネ付近での前進は、「ロシアの防衛線の構造上、戦術的に重要である可能性が高い」という。分析では、ロシア軍が占領地を維持するために多大な労力を費やしていることにも言及している。

ロシアは一方で、ウクライナが国内にドローン攻撃を行っていると非難している。23日には、首都モスクワで建設中の高層ビルが狙われたと発表した。