ロシア、ウクライナが南西部の鉄道駅にドローン攻撃と主張 モスクワへの攻撃は阻止と

動画説明, ドローン攻撃を受けたとされるロシア・クルスク州の鉄道駅の映像。建物から炎が上がっているように見える

ロシアは20日、ウクライナと国境を接する南西部クルスク州の鉄道駅がウクライナのドローン(無人機)攻撃を受け、5人が負傷したと発表した。

同様にウクライナと国境を接するロストフ州にもドローン攻撃があったが、負傷者は報告されていない。

ロシアはまた、モスクワに向かっていたドローン1機を阻止したとしている。このドローンはその後、人口の少ない場所へ墜落したという。

ロシア国内でドローン攻撃があったという主張は、ここ数カ月でその頻度を増している。

ウクライナ側は特定のドローン攻撃について関与を主張していない。しかし、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は以前、「戦争は徐々にロシア領に戻りつつある。ロシアにとって象徴的な中心地や軍の基地へ。これは不可避で自然で、まったく公平なプロセスだ」と述べていた。

BBCが検証した動画では、ウクライナ国境から約150キロ離れたクルスク市の鉄道駅の窓ガラスが割れ、炎が上がっているのが確認できる。

ロシア国営通信社RIAノーヴォスチによると、ガラスの破片で5人が負傷。駅の屋根や外壁、プラットホームが損傷した。

ロシア外務省は、クルスクでのドローン攻撃を「強く非難する」としている。

「ウクライナのナショナリストたちが文字通り、我々の共通の歴史に打撃を与えた」と、同省のマリア・ザハロワ報道官は声明で述べた。

モスクワに向かうドローンを「電子戦」で破壊と

ロシア国防省は独自の声明で、20日午前4時ごろに「ウクライナ政府がモスクワのインフラに対するドローンを使ったテロ攻撃を企てたが、それを阻止した」とした。

モスクワに向かっていたドローンは「電子戦」によって破壊され、制御不能に陥り人口の少ない地域に墜落したという。

ロシアの航空当局は、モスクワ州のドモジェドヴォ国際空港とヴヌコヴォ国際空港へ向かうフライトが「一時的に制限された」と明らかにした。

ロシアによる侵攻が続くウクライナでは19日、北部の都市チェルニヒウ中心部にある劇場がロシア軍によるミサイル攻撃を受け、6歳の少女ら7人が死亡した。また、子供15人を含む148人が負傷したと、当局が明らかにした。

ゼレンスキー大統領は「このテロ攻撃について、目に見える回答でロシアに対応する」と約束していた。

Governor of the Kursk Region Roman Starovoit inspects a damaged railway station following a reported drone attack in Kursk

画像提供, Reuters

画像説明, ドローン攻撃を受けたとされる鉄道駅を視察するロシア・クルスク州のロマン・ストロヴォイト知事(中央右)