イラン各地で大学生が座り込みストライキ 反政府デモへの支持を示す

画像提供, HRANA
反政府デモが続くイランで、当局による弾圧が強まっている。それでも各地の都市では、大学生がデモへの支持を示すために座り込みのストライキを行っている。
オンライン上に投稿された複数の動画や画像では、首都テヘランやそのほかの都市で、大学の廊下や中庭、路上に集まった若い男女の姿が確認できる。
抗議中に逮捕された仲間の学生が解放されるまで授業は行われないと訴えるプラカードを掲げる学生もいた。
活動家たちによると、6週間前に今回の反政府デモが起こって以降、約300人が拘束されたという。
この反政府デモは、9月に髪の毛を覆うヒジャブを「不適切に」着用していたとして道徳警察に逮捕されたマサ・アミニさん(22)が、その後に死亡した事件がきっかけ。1979年のイラン革命以降で最も激しい抗議の一つへと発展した。
イラン人権活動通信(HRANA)は1日、シャリフ工科大学やアルザフラ女子大学、アミール・カビール工科大学など首都にある複数の大学での、学生による座り込みストライキの様子だとする画像を投稿した。
シャヒード・ベヘシュティ大学での座り込みの動画には、「投獄された学生のため」というプラカードを持ち、声を上げる集団が映っている。

一方、北東部のサナンダジではクルディスタン医科大学の女子学生が、抗議行動の特徴的なスローガン「女性、命、自由」を叫びながらスカーフを振り回している様子が撮影された。
テレグラム・チャンネル「Students United」は1日にアミール・カビール工科大学で学生2人が逮捕されたと伝えた。HRANAも10月31日にシラーズにあるイスラム・アザド大学で3人が、ザヘダンでも別の1人がそれぞれ逮捕されたとしている。
「大学は保護され、学生にとって安全な空間であるべき」だと女性の人権活動家で、改革派政党「Union of Islamic Iran People Party」代表のアザール・マンスーリ氏はツイートした。
大学の外でも、治安部隊による暴力的な取り締まりに反抗する抗議活動が絶え間なく続いている。
テヘランのエクバタン地区にある集合住宅で撮影されたとされる投稿動画には、夜間に住民らが窓から反政府スローガンを叫ぶのを止めようとする治安部隊が、音響弾を発射したり拡声器で脅したりしているとされる様子が映っている。

あるビデオでは、治安当局者が「必要なら自分たちの妻や子供の首さえも切り落とす」と話しているように聞こえる。
HRANAは10月31日、抗議行動が始まって以降、子ども46人を含む287人が治安部隊によって殺害されたと報告した。また、抗議者1万4160人が拘束されたとしている。
国営新聞は、外国に支援された「暴徒」だと当局が呼ぶ人たちによって、治安部隊35人が殺害されたと報じた。
テヘランの主任検察官は10月31日、警備担当者らの殺害や放火などの「破壊工作」で起訴された1000人について、公開の集団裁判の準備が進められていると発表した。











