イラン攻撃で各地に死傷者、米軍も3人死亡 原油価格は一時急騰

市街地の衛星写真、中央の建物群が黒く焼けている

画像提供, Vantor/Reuters

画像説明, 破壊されたイラン最高指導者の邸宅を捉えた人工衛星画像(1日、テヘラン)
この記事は約 20 分で読めます

2月28日に始まったアメリカとイスラエルによるイラン攻撃と、それに対するイランの反撃が続く中、各地で死傷者が増え続けている。最高指導者アリ・ハメネイ師を失ったイランは1日、暫定的な新体制を発表。新しい最高指導者は数日中に決まるとしている。こうした中、イランがホルムズ海峡で石油タンカー3隻を攻撃したと発表するなど、原油の供給不安から日本時間2日朝には国際原油価格が一時急騰した。

アメリカ中央軍は1日、米軍兵士3人が戦闘で死亡し、5人が重傷を負ったと発表した。

イラン国営メディアは、イラン革命防衛隊(IRGC)が米空母エイブラハム・リンカーンを弾道ミサイル4発で攻撃したと発表したが、米中央軍はこれについて、イランのミサイルは「かすりもしなかった」と否定している。

イスラエルでは、イランからのミサイルがイスラエル中部ベイト・シェメシュの住宅に着弾し、少なくとも9人が死亡したとされている。イスラエル国防軍(IDF)はこれについて、イランが「無実の民間人を殺害した」と非難した。

これに先立ちイランの当局者は、イラン南部ミナブの女子校が2月28日の攻撃で被害を受け、153人が死亡したと主張しているが、IDF報道官はその地域での作戦行動について「承知していない」と述べた。

赤新月社は2月28日の時点で、イラン全土で200人以上が死亡し、700人以上が負傷したと発表している。

アラブ首長国連邦(UAE)は、イランの攻撃により3人が死亡したと発表。UAE国防省は、これとは別に海軍基地がドローン攻撃を受けたと述べた。

イランの最高指導者ハメネイ師が死去したことを受け、同国のアッバス・アラグチ外相は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、新しい最高指導者は「1日か2日で」選任される可能性があると述べた。

イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は1日、自分を含む3人で構成する暫定的な指導体制として「臨時評議会」が発足し、活動を開始したと明らかにした。

屋外で演台のマイクに向かって話すスーツ姿で白髪のペゼシュキアン氏

画像提供, Reuters

画像説明, イランのペゼシュキアン大統領(今年1月撮影)

イランの臨時体制

イランのペゼシュキアン大統領は1日、録画と思われるビデオメッセージで国営テレビに登場。ハメネイ師の死に哀悼の意を表し、臨時評議会が業務を開始したと述べた。

イラン国営メディアによると、聖職者88人からなる専門家会議が次の最高指導者を選ぶまでの間、大統領のほか、モフセニ・エジェイ司法府代表とアリ・レザ・アラフィ師が国政にあたる。

ペゼシュキアン大統領は約30分にわたる演説の中で、国軍が「敵を失望させる」はずだと主張し、現在「敵の基地を粉砕している」と述べた。

演説に先立ちソーシャルメディア「X」には、米・イスラエルからの攻撃によって「イスラム共和国の政府がその義務と責任を遂行する決意は、決して揺るがない」と投稿した。また、イラン最高指導者の死から生じる「悲しみ」は「長い間、人々の心に残るだろう」とも書いた。

イランのアラグチ外相は米ABCニュースに対し、イランは「指揮官を何人か失ったが(中略)軍事能力に何の変化もない」と述べた。

外相はイスラエルとアメリカによる昨年6月のイラン攻撃を念頭に、「前回も全く同じことが起きた」と言い、「当時も私たちの上級司令官たちを数人を殺したが、すぐに交代要員が入った。そして12時間もしないうちに、私たちは報復を開始できた」、「今回はもっと早かった」と述べた。

2月28日の攻撃では、ハメネイ師のほか、革命防衛隊のモハンマド・パクプール司令官、ハメネイ師の安全保障担当顧問アリ・シャムハニ氏など、政権幹部が複数殺害されている。

アメリカとの交渉はまだ可能かどうか尋ねられると、アラグチ外相は「あなたがその質問に答えてほしい」と反応。イランとアメリカの代表団が2月26日にスイス・ジュネーヴで「非常に良い協議」をしていたし、3月2日にもオーストリア・ウィーンで会合が行われる予定だったが、「和平に反対する者たちが、それを台無しにすることを決めた」のだと、外相は述べた。

原油急騰

イラン攻撃を受けて、世界の原油価格は一時急騰した。指標となるブレント原油とNYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の軽質スイート原油はいずれも、2日朝のアジア市場の取引開始とともに一時10%以上上昇した。

イラン国営通信によると、イラン革命防衛隊(IRGC)は、アメリカとイギリスのタンカー3隻が「ミサイル攻撃を受け炎上している」と国営通信IRNAを通じて述べた。

米英両政府は、この報告を追認していない。

英海上貿易業務調整機関(UKMTO)は、1日午後(日本時間2日未明)に公開した日報で、この地域で「複数の海上安全に関わる事案が報告された」と明らかにした。2隻の船舶が「正体不明の飛翔(ひしょう)体」によって被弾し火災が発生したという。船籍や出所は不明。

タンカーは湾岸地域およびホルムズ海峡で被弾した。ホルムズ海峡は現在、閉鎖されている。ホルムズ海峡は世界で最も重要な海上貿易ルートの一つで、石油輸送の要衝。

さらに、オマーン海事安全センターによると、オマーン沖でタンカーが攻撃を受け、4人が負傷した。パラオ船籍のタンカー「スカイライト」が、オマーン北部カサブ港から約8キロの海上で攻撃されたという。

乗組員20人(インド人15人、イラン人5人)は全員避難した。何者が船を攻撃したのかは、明らかになっていない。

これに先立ちオマーン通信は、ドゥクム港がドローン2機に攻撃されたと伝えていた。消息筋によると、ドローン1機が作業員の宿泊施設に命中し1人が負傷、もう1機の残骸が燃料貯蔵タンクの近くに落下したという。

米中央軍、1000以上の標的攻撃 米兵3人死亡

市街地を上空から撮影した映像。巨大な白と灰色の煙が立ち上っている

画像提供, イスラエル軍

画像説明, イランの準軍事組織「バスィージ抵抗部隊」の本部をイスラエル軍が攻撃した直後の様子。イスラエル軍が公開した動画より(1日、テヘラン)

米中央軍は1日、今回の「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」の最初の24時間で1000以上のイラン標的を攻撃したと公表した。

中央軍が明らかにした資料によると、作戦ではステルス爆撃機、ドローン、戦闘機、ミサイル迎撃システムなどを使用し、イランの司令センター、弾道ミサイル基地、イラン革命防衛隊(IRGC)の共同司令部などを攻撃したという。

中央軍は、米兵3人が戦闘で死亡し、5人が重傷を負ったと発表した。2月28日のイラン攻撃開始以来、米兵の死者が確認されたのはこれが初めて。

ドナルド・トランプ米大統領は1日、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」にビデオ声明を投稿し、「戦闘作戦は全力で続いている。すべての目標が達成されるまで続く」と述べた。さらに、「残念ながら、米軍の死者はさらに増える可能性が高い。それが現実だ」とした上で、「アメリカは彼らの死について報復して応え、文明そのものに戦争を仕掛けてきたテロリストに最大級の打撃を与える」と強調した。

トランプ氏はまた、アメリカは「今のこの時代のこの国の安全を確保するためだけでなく、我々の子供たちやその子供たちのために、大々的な作戦を遂行している」のだとして、これは「自由な国民の義務であり責任」なのだと主張した。

「この行動は正しく、必要なものだ。過激で血に飢えたテロ体制、核兵器を持った体制と、アメリカ人が決して向き合わずに済むようにするためだ」とも述べた。

トランプ氏はさらに、「革命防衛隊とイラン軍警察にはあらためて、武器を置くよう求める。そうすれば完全な免責を与えるが、従わなければ確実に死ぬ。確実な死で、かなりひどいものになる」と警告した。

続けて、イラン国民に直接呼びかけ、体制転覆を改めて促した。

「自由を求めるすべてのイラン愛国者に呼びかける。この瞬間をつかみ、勇敢になるように」と述べた。「大胆に、英雄的に、自分の国を取り戻せ。アメリカはあなたとともにある」とも強調した。

星条旗などを背に、大統領印のついた演台に向かって演説するスーツ姿のトランプ氏

画像提供, Donald Trump/Truth Social

画像説明, 演説するトランプ米大統領

中央軍が米軍戦死者を発表した後、トランプ氏は米NBCニュースに対し、「このような作戦では犠牲は予想される」、「3人だが、犠牲は出るものだ。しかし最終的には世界にとって大きな利益となる」と述べた。

米FOXニュースに対しては、「48人の(イランの)指導者が一撃で消えた」と述べ、イランでの作戦は「急速に進行している」と話した。

米CNBCのインタビューでは、作戦は「非常に順調に、予定よりも早く」進んでいるとし、「私たちは自国のためだけでなく、世界のために仕事をしている」のだと主張した。

米MSNOWには、ハメネイ師の殺害後、イラン系移民が多いロサンゼルスなどで在米イラン人が祝っている様子を見たと言い、「素晴らしいと思う」と話した。

米誌アトランティックに対しては、現在のイラン指導部が先週末に中断された交渉を再開する意思を示していると述べた。

「向こうは話をしたがっていて、私はそれに同意したので、話をすることになる」と述べた。「(イランは)もっと早くそうするべきだった。非常に実務的で簡単にできたことを、もっと早く提示すべきだったのに、待ちすぎたのだ」とトランプ氏は話した。

米CBSニュースによると、アメリカのマルコ・ルビオ国務長官、ピート・ヘグセス国防長官、ダン・ケイン統合参謀本部議長、ジョン・ラトクリフ中央情報局(CIA)長官が3日、連邦議会でイラン情勢について議員に説明する予定という。

イスラエル住宅地で死傷

立ち並ぶ複数の建物が破壊され、周りに多くの作業員が立っている様子のドローン写真

画像提供, Reuters

画像説明, イスラエル中部で住宅が攻撃され、少なくとも9人が死亡したとされる(1日、ベイト・シェメシュ)

イスラエルの医療当局によると、中部ベイト・シェメシュで1日、住宅地にイランのミサイルが着弾し、少なくとも9人が死亡し、約20人が負傷した。住民が避難していたシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)が直撃を受けて倒壊したという。

IDFはソーシャルメディアに「イランが都市の住宅地に直接ミサイルを発射し、無実の民間人を殺害した」と投稿した。

都市のビル群を背景に、晴天の下でカメラに向かって話すネタニヤフ首相

画像提供, イスラエル政府広報局

画像説明, IDF司令部の屋上から国民に語りかけるネタニヤフ首相(1日、イスラエル・テルアヴィヴ)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は同日、国防幹部との会合で、イランに対する作戦の継続を「指示した」と明らかにした。

テルアヴィヴのIDF司令部の屋上に立った首相は、「私たちの部隊はいま、テヘランの中心部をますます強い力で攻撃している。今後数日でその力は増すばかりだ」とした上で、「だが、これはつらい日々だ。昨日はここテルアヴィヴで、そして今はベイト・シェメシュで、私たちは大切な人々を失った。私の心は遺族に寄り添っている。イスラエル市民の皆を代表して、負傷者の早期回復を願う」と話した。

首相は、イスラエルが「IDFの全戦力」を投入し、「私たちの存在と未来を確保するための戦い」を展開しているのだと強調した。

近隣諸国の死傷者増える

灰色のパネル張りの壁に、黒焦げの穴が大きく開いている

画像提供, Reuters

画像説明, イランのドローン攻撃で損傷したバーレーン首都の建物(1日、マナマ)

バーレーンの首都マナマとムハラクは2月28日、イランのドローンやミサイルの攻撃を受けた。マナマにある米海軍第5艦隊司令部などが標的になった。

これについてバーレーンの高官は1日、BBCのフランク・ガードナー安全保障担当編集員に、「国の安全保障は、湾岸の近隣諸国および戦略的パートナーの安全と不可分だ」と述べ、「バーレーンへの攻撃は孤立した行為ではない。湾岸協力理事会(GCC)と、海上交通と地域の安全保障を守る国際秩序に対する攻撃だ」と批判した。

「ミサイルを手当たり次第に撃つイランの無謀な姿勢によって、バーレーンの戦略姿勢は変わらない」とも、高官は話した。

アラブ首長国連邦(UAE)国防省によると、イランのドローン攻撃によってこれまでに3人が死亡している。

国防省声明によると、UAEはイランのミサイル167発とドローン541機に対処した。ドローン35機が国内に落下し、3人が死亡した。58人が軽傷を負い、物的損害も発生した。

国防省は、高い警戒態勢を維持していると述べた。

クウェート国防省は、イランによる攻撃が開始されて以来、空軍が弾道ミサイル97発とドローン283機を迎撃・破壊したと発表した。

クウェート保健省によると、イランの攻撃で1人が死亡し、32人が負傷した。

イランと近隣国の地図。東はアフガニスタン、西はエジプト、北はトルコ、南はイエメンまでの国々の位置が示されている

一方、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナイーム・カセム師は、ハメネイ師の死を悼んだ。「殉教者」と呼び、何千万人もの崇拝者を残したと述べた。

カセム師は、ハメネイ師を標的とした「犯罪的なアメリカ・シオニストの侵略」は「犯罪の極み」だと非難し、「アッラーの勝利と導きと支援を信じ、侵略に立ち向かう義務を果たす」と誓った。

ヒズボラは、イランの支援を受ける組織の中でも特に存在感が大きい。ハメネイ師への忠誠とイランへの支持を示す公の集会を近く開くとしている。

ヒズボラは2日未明、レバノンからイスラエルへミサイルやドローンを発射したと明らかにした。イスラエル軍は、これに対してレバノンの標的を攻撃して反撃していると声明を出した。

白地に赤でアラビア文字の書かれた布でくるまれた複数の棺の周りを、多くの男性が取り囲んでいる

画像提供, Reuters

画像説明, パキスタン南部では、イラン攻撃に抗議する人々がアメリカ領事館に押し寄せ、警備要員らと衝突して多数が死傷した(1日、カラチ)

シーア派教徒の多いパキスタンでは1日、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃に反発した大勢が、首都イスラマバード、北部ラホール、南部カラチで抗議した。カラチでは群衆がアメリカ領事館に押しかけ、警備要員らと衝突。多数が死傷した。

英仏独はイラン非難 英は米軍の基地使用認める

木製の壁やドア、イギリス国旗に囲まれて話すスターマー氏

画像提供, EPA

画像説明, イラン攻撃について発言するスターマー英首相(28日、ロンドン)

イギリスのキア・スターマー首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は1日、イランによる「無差別かつ不釣り合いなミサイル攻撃」を非難する共同声明を発表した

3首脳はイラン政府に対し、攻撃の停止を求めた。さらに、自分たちは自国と同盟国の利益を守るために必要な措置を取る準備があると述べた。

「私たちは、自国および地域の同盟国の利益を守るため、必要かつ適切な防御行動を可能にすることで、イランのミサイル・ドローン発射能力をその発射地点で破壊するための措置を取る用意がある」と3首脳は声明で述べた。

スターマー英首相はさらに1日深夜、動画を「X」に投稿。アメリカがイギリスの軍事基地から防衛措置を取ることを、許可すると表明した

「湾岸のパートナー諸国から、彼らを守るためもっと行動するよう求められている」として、「私たちは協調した防衛作戦の一環として、イギリスの戦闘機を展開している。(中略)これはすでに、イランの攻撃を迎撃することに成功している」と首相は述べた。

「しかし、脅威を止める唯一の方法は、ミサイルを発射源で破壊することだ。つまり、保管庫や発射に使用されるランチャーだ」とスターマー氏は言い、「その特定の限定的な防衛目的のため、(アメリカが)イギリス基地の使用許可を求めてきた」と述べた。

「私たちはこの要求を受け入れる決定をした。イランが地域にミサイルを発射し、無実の民間人を殺害し、イギリス人の命を危険にさらし、関与していない国々を攻撃するのを防ぐためだ」と、首相は強調した。

スターマー首相はそのうえで、「はっきりさせておきたい。私たちは誰もが、イラクでの間違いを覚えている。その教訓を学んでいる」として、「イランへの当初の攻撃に私たちは関わらなかったし、今も攻撃行動には参加しない」と表明。

「ただし、イランは焦土戦略を追求しているため、私たちは地域の同盟諸国とイギリス国民の自衛を支援する。それが私たちの、イギリス国民への責務だからだ」と首相は述べ、「喫緊の脅威を排除し、事態がさらに悪化するのを防ぐには、これが最善の方法だ。これはイギリス政府がイギリスの国益とイギリス国民の命を守る行為にほかならない」と強調した。

イギリス国防省の報道官によると、英空軍(RAF)のタイフーン戦闘機が、カタール領空に向かっていたイランのドローンを撃墜した。

報道官は声明で、「防衛のための航空パトロール中だったタイフーン戦闘機は、空対空ミサイルを使用してドローンを撃墜し、カタールの領空と地域におけるイギリスの利益を守った」と述べた。

国防省はキプロスにあるRAFのアクロティリ基地が1日夜、ドローンと思われるものに攻撃されたと発表した。BBCの取材では、これによる死傷者は出ていない。

「地域での軍の防衛体制は最強レベルにあり、基地は自国民を防衛するために対応している」と国防省は述べた。

「不安と高揚を同時に」イラン国民の反応 

ハメネイ師の遺影や国旗を手にした黒衣の群衆

画像提供, EPA

画像説明, イラン国内ではハメネイ師の死を悼む人たちも大勢集まった(1日、テヘラン)

ゴンチェ・ハビビアザド BBCペルシャ語記者

イラン国内の人々は、ハメネイ師の死について、反応をBBCペルシャ語に寄せている。安全のため全員匿名にしてある。

テヘランに住むサハル氏は、「みんな不安と高揚を同時に感じている」と話した。「爆発が起こるたびに、窓から歓声を上げる人もいる。(中略)攻撃の知らせを聞いた瞬間から祝賀は始まった」。

パルディスのプーヤ氏は、「(ハメネイ師が)死んでから、空気そのものが澄んだように感じる。何か汚れたものが取り除かれたみたいだ」と述べた。

テヘランのアミル氏は、大勢が「昨夜、信じられないほど喜んでいた」と話した。同時に、政権は今も一定の統制を保とうとしていると指摘した。

国営テレビが死亡を発表したタイミングは、わざとだったと思う。(中略)大勢が街に繰り出して抗議するのを防ぐためだ。早朝の礼拝呼びかけの直前に発表された」と、アミル氏は述べた。

カラジのシナ氏は、多くの人は弾圧の再開を心配していると述べた。「何より心配なのは、アメリカが取引し、当局が再び人々を弾圧し始めることだ」。

シナ氏は、必要となれば自分も「通りに出て抗議する」覚悟があると話した。

トランプ米大統領はイラン国民に、そうするよう促している。

しかし、多くが祝っている一方で、テヘランでは早朝に、ハメネイ師の死を悼む人々も集まった。