中国、黄海と渤海で新たな軍事演習へ=当局発表

画像提供, EASTERN THEATRE COMMAND/Reuters
中国は7日、黄海と渤海で新たな軍事演習を実施すると発表した。中国は同日までの4日間、台湾を包囲する格好で軍事演習を実施していた。
中国と朝鮮半島の間の黄海では、6日から8月中旬まで毎日、実弾演習を含む新たな軍事演習が予定されている。
また、中国の東海岸に位置する渤海の一帯では6日、1カ月にわたる軍事作戦が始まった。これとは別の軍事演習も、渤海の北部で実施された。
中国国営メディアは7日、中国が今後、台湾海峡の「中間線」の東側で「定期的な」軍事演習を実施するとする、中国軍事アナリストの発言を伝えた。中国当局はこれに合わせ、演習の予定を発表した。台湾海峡の中間線は、中国と台湾を隔てる非公式の緩衝地帯。
台湾周辺では、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問を受け、これに激怒した中国が4日から軍事演習を実施。7日に日程を終えた。
台湾はこれを、中国による台湾侵攻の予行だと非難した。
台湾の交通部(交通省)は7日正午、ほとんどの航空路線と航路が徐々に再開できるとの見通しを示した。ただ、8日朝までは、航空機が演習区域に近づかないよう誘導し続けるとした。
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中国は台湾を、いずれは中国の支配下に入る、離脱した省とみている。しかし自治島の台湾は、自らを中国政府とは別の存在だと考えている。
台湾のこうした認識を、外国の指導者らが承認する気配を見せると、中国は激しく反発する。
台湾の離島で大規模パーティー
台湾の人々は、この4日間の中国の行動に対し、肩を大きくすくめるような反応を示している。
ソーシャルメディアに投稿された動画によると、中国沿岸に近い台湾の離島の1つでは6日夜、数百人の人々が大規模な路上パーティーを楽しんだ。
中国の脅しは効かないというメッセージを、大勢で中国に送ったとみられる。
だが、軍事専門家はそれほど楽観的ではない。
台湾の国防部(国防省)は、中国が4日間にわたって実施した訓練について、将来の侵攻の演習だとしている。
アメリカも、演習の目的は台湾海峡の現状変更だとして、改めて非難している。
米政府はまた、中国が気候変動対策でのアメリカとの協力を打ち切ったことを非難した。
米政府は声明で、中国を世界最大の排出国だとした。そして、気候変動のコントロールに重要な対策への関与を拒否することで、中国はアメリカを罰しているのではなく、世界を罰していると主張した。









