プーチン氏、ロシア倒したいなら「試すがいい」 ゼレンスキー氏は英首相の支援に謝意

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は7日、ロシア下院幹部らに向けた演説で、西側諸国が戦場でロシアを打ち負かしたいなら「試すがいい」と述べた。また、ロシアはまだ本格的な攻撃には出ていないとし、ウクライナへの侵攻をめぐり強気な発言を展開した。
プーチン氏は、戦争が長期化すればするほどウクライナ側は交渉を行うのが困難になると主張している。
ウクライナの一大工業地帯でもある東部ドンバス地方は、ドネツクとルハンスクの2州で構成されている。ロシア軍はルハンスク州のウクライナ軍の最後の防衛拠点だったリシチャンスク市を制圧し、同州全域を掌握。現在はドネツク州に向けてゆっくりと前進を続けている。7日にはミサイル攻撃で少なくとも1人の民間人が死亡した。
一方で南部ではウクライナ軍側にとって、いくらか進展がみられている。ウクライナ軍は、ロシア軍が今月初旬に黒海の北西部にあるズミイヌイ(英語名スネーク)島から撤退した後、島に再びウクライナ国旗を掲げた。同島はウクライナ軍の戦略上、大きな役割を果たしてきた。
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ゼレンスキー氏、辞任表明の英首相に謝意

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、辞任を表明したイギリスのボリス・ジョンソン首相に謝意を伝えた。ジョンソン氏は、新型コロナウイルスのロックダウン中に首相官邸などで「飲み会」が開かれた「パーティーゲート」問題や、痴漢疑惑が持ち上がっていた議員を党要職に任命した問題などで、与党内でも反発が強まっていた。
報道によると、ゼレンスキー氏はジョンソン氏に電話で、「私だけでなく、ウクライナ社会全体が大いに同情している」、ウクライナを助けるためにジョンソン氏が取った「断固たる行動」に感謝していると伝えた。
「我々はイギリスの支援継続を確信しているが、あなた個人のリーダーシップとカリスマ性によって、それが特別なものとなった」と、ゼレンスキー氏は述べたという。
両首脳は2月の侵攻開始以降、親密な関係を築いてきた。4月には、ジョンソン氏が主要7カ国(G7)の首脳として初めてキーウを訪問。6月半ばにも訪問している。
ウクライナにドローン提供
リトアニアで、ウクライナに提供されるドローンが公開された。
リトアニアのテレビチャンネル「Laisves TV」は当初、ドローン購入のためクラウドファンディングで600万ユーロ(約8億2600万円)を募った。
しかしその後、トルコのメーカーが無償提供を決めた。
クラウドファンディングで募った資金は今後、ドローンの武装化のほか、人道支援にもあてられる予定。
ロシアによる戦争犯罪「2万1000件超」
ウクライナ検察は現在、ロシアによる戦争犯罪と侵略犯罪の疑いのある事案を2万1000件以上調査している。
イリナ・ウェネディクトワ検事総長は、1日に200~300件の戦争犯罪の報告を受けていると、BBCに話した。
ロシアは2月24日にウクライナに侵攻した。戦争犯罪については、疑惑を全面的に否定している。
ウクライナはすでに、ウクライナ北東部チュパヒフカ村でオレクサンドル・シェリポフさん(62)を殺害した罪でロシア軍戦車部隊の戦車長ヴァディム・シシマリン被告(21)を収監している。
ただ、指揮官やプーチン大統領自身を訴追するのは、困難とみられている。









