ジョコヴィッチ、試合に復帰し勝利 入国にワクチン不要のドバイで

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テニスのノヴァク・ジョコヴィッチ(34、セルビア)が21日、ドバイ選手権で試合に復帰し、勝利を挙げた。1月の全豪オープンで、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって開幕前に国外退去になっており、今年初の試合だった。
男子世界ランキング1位のジョコヴィッチは、1回戦で同58位のロレンゾ・ムゼッティ(イタリア)と対戦。6-3、6-3で勝利した。7回あったブレークのピンチをすべてしのいだ。
ジョコヴィッチは試合後、「素晴らしい経験だった」とコメント。「全体としてはストレート勝ちだったので、もちろん満足すべきだろう。特に2カ月半、いや3カ月近くプレーしていなかったことを考えれば」と話した。
ジョコヴィッチは先週、BBCの単独インタビューで、ワクチン接種を強制されるなら他の大会にも出場しないと述べていた。
アラブ首長国連邦(UAE)は、新型ウイルスのワクチン接種を入国の条件にしていない。そのため未接種のジョコヴィッチも、ドバイ選手権への出場が可能となっている。
3月7日に米インディアンウェルズで開幕する大会にも、ジョコヴィッチは出場を申請している。ただ、この大会は対象をワクチン接種済みの選手に限定しており、ルール変更がない限り出場できない。

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ジョコヴィッチは、今大会では選手仲間の「大半」から「とても友好的な」歓迎を受けていると述べた。そして、選手たちとは家族よりもよく顔を合わせるとし、それらの人たちが一種の理解を示してくれたことにとても感謝していると話した。
一連の問題で自らのイメージがどうなったと思うかと質問されると、「よくわからない。もちろんここ1カ月くらい、この問題でポジティブな記事は多くはなかった」と返答。
「状況は少し変わっているのではないか。そう願っている。いろんな憶測があり、疑問に思う人々がいることはわかっている」と話した。
世界1位を守れるか
アンディ・マリー(イギリス)もこの日、ドバイ選手権1回戦で勝利した。試合後のインタビューでは、ジョコヴィッチについて、ワクチン接種をしたほうが「より簡単」ではないかと述べた。
そして、「彼の決定には結果が伴い、彼はそれを受け入れなくてはならない。ただ、最高の選手が主要大会で競わないのは、テニスにとっていいことだとは思わない」と述べた。
ジョコヴィッチは反ワクチン運動とは無関係だとしている。同時に、個人の選択を支持する立場を取っている。
ジョコヴィッチはドバイ選手権に過去5回優勝している。今週開催されている別々の大会の結果によっては、86週連続で維持してきた世界1位の座を、ダニール・メドヴェージェフ(ロシア)に奪われる可能性がある。











