【東京五輪】 レスリング男子・乙黒と女子・須崎、そろって金メダル

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東京オリンピックは7日、レスリング男女フリースタイルが幕張メッセであり、男子65キロ級の乙黒拓斗(22)と女子50キロ級の須崎優衣(22)がそろって金メダルを獲得した。
レスリングはこの日が最終日。日本勢はこの競技、金5個、銀1個、銅1個の計7個のメダルを獲得した。金5個のうち4個は女子が勝ち取った。
この日の決勝は、ハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)と対戦した。
残り20秒になって
第1ピリオド、乙黒が低い姿勢から相手の足を取るタックルを仕掛け、2点を先取。しかし、アリエフは終了直前、乙黒のバックを取ってからの攻めで2点を返した。
同点で始まった第2ピリオドは、互いに攻撃の糸口をつかみあぐね、時間が過ぎていく。レスリングでは同点の場合、最終ポイントを取ったほうが勝利するため、アリエフの勝利が近づいた。
残り20秒ほどになって、乙黒は果敢にタックル。アリエフの足をつかんで体を倒すなどし、2点を勝ち越した。アリエフ側はタックルを返したとしてビデオ判定を要求。これは認められず、乙黒が5-2とリードした。
残り時間わずかになる中、乙黒は警告などで2点を失ったが、試合終了となって5-4で優勝を決めた。
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「すごいプレッシャーだった」

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乙黒は試合後のテレビインタビューで、「本当に苦しいことが多くて、でも周りの人のおかげでちょっとずつ前に進んで、夢がかなえられてすごくうれしい」と涙ながらに話した。
「すごいプレッシャーだった。違う競技の選手が金メダル取る中で、(レスリング男子)フリーがメダルを取れずに(順番が)自分に回ってきて、トーナメントも厳しかった。みんなが一致団結して自分を勝たせようとしてくれた」
終盤の攻撃については、「(五輪が)開催されるか分からない中で準備をしてきて、それがラスト30秒で生かされて、最後取ることができた」と振り返った。
5日に74キロ級1回戦で敗退した兄の乙黒圭祐(24)について聞かれると、「2人で金メダルはかなわなかったので、その分、自分が全力を出して勝ちたいと思った」と話した。
開始2分かけずテクニカルフォール

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女子50キロ級の須崎は前日、1回戦ナムーンツェツェグ・ツォグト・オチル(モンゴル)、2回戦ルシア・ヤミレト・ジェペス・グスマン(エクアドル)、準決勝マリア・スタドニク(アゼルバイジャン)の3試合とも、すべてポイントで10点以上の差をつけるテクニカルフォール勝ちをする強さを見せつけた。
決勝の相手は孫亜楠(中国)。須崎は開始1分過ぎ、孫のバックを取ってまず2点を獲得。そこから2回続けて孫をマットの上で回して4点を追加した。
須崎はそのまま孫を離さず、さらに2回、体を回転させて4点を奪取。10-0としてテクニカルフォール勝ちを収めた。開始1分36秒で、金メダル獲得を決めた。
1回戦から決勝までの4試合、須崎は相手に1点も許さない完勝ぶりだった。
「夢みたい」

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試合後のインタビューで須崎は、「いまの自分があるのは、自分に関わってくれたすべての人のおかげなので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と涙を流しながら話した。
国内選考でいったんは自力での五輪出場の道が断たれ、諦めかけたのではないかと問われると、「夢みたいです」と答えた。
順位











