【東京五輪】 スポーツクライミング、野中が銀メダル 野口も銅

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東京オリンピックは6日、新競技のスポーツクライミング女子複合があり、野中生萌が銀メダル、野口啓代が銅メダルを獲得した。金メダルは、ヤンヤ・ガルンブレト(スロヴェニア)が勝ち取った。
青海アーバンスポーツパークで開かれたスポーツクライミングは、この日が最終日。予選を勝ち抜いた8人が、3種目で登坂技術を競い、総合成績でメダルを争った。4日の予選は、野中が3位、野口は4位で通過していた。
最初の種目は、高さ15メートルの壁を駆け登る「スピード」。選手2人が横並びに速さを競い、勝ち上がり方式で順位を決めた。
野口と野中はともに、初戦に勝ったものの準決勝で敗退。2人は3位決定戦で対決し、野中が7秒99のタイムで勝って3位、野口は4位となった。
アレクサンドラ・ミロスワフ(ポーランド)が6秒84の世界記録でこの種目を制した。
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野中が2種目続けて3位に
2種目目は、ホールド(突起物)に手足をかけながら、3つの壁(課題)をそれぞれどこまで登れるかで順位を決める「ボルダリング」。技術に加え、どう攻略するかの発想力も重要な要素となった。
第1課題は多くがてこずり、完登はガルンブレトだけ。野口はゾーン(中間地点)を獲得したが、野中は失敗した。
第2課題も途中落下者が続出。ガルンブレトだけが登り切った。最後の課題は完登ゼロで、野中ら3人がゾーンを獲得。野口は失敗した。
この結果、ボルダリングは1位がガルンブレトで、2位はブルック・ラバトゥ(アメリカ)。野中は3位、野口は4位だった。
2種目を終えた時点で、ガルンブレトが首位に立ち、ミロスワフ、野中が続いた。野口は6位につけた。

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野口は3種目とも安定した成績
メダル争いの決着は、角度のある高い壁を制限時間内にどこまで登れるかを競う「リード」に。
20メートル以下で落下する選手が続いた後、野口は29メートルまで登って暫定トップに立った。しかし次のガルンブレトは、それを越す37メートルまで登坂。野中は21メートルだった。
その後、ソ・チェヒョン(韓国)が35メートル、ジェシカ・ピルツ(オーストリア)が34メートルを登り、この種目の2位と3位に入った。野口は4位、野中は5位だった。
3種目を終え、合計得点が最も低いガルンブレト(5.00)が優勝。野中(45.00)が2位、野口(64.00)は3位に入った。
「一緒にメダルをと思っていた」

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競技後のテレビインタビューで野中は、「想定していたよりも悪い流れで、なかなか楽しめなかったのがすごく悔しいが、最終的に啓代ちゃんとメダルが取れてよかった。予選は痛みに耐えられないところがあったが、ファイナルは痛みを無視してガンガン、テクニックを出した」と話した。
「なによりも、啓代ちゃんと一緒にメダルを取りたいと思っていたので、それが実現して本当にうれしいの一言です」と喜びを語った。
今大会を最後に引退する意向の野口は、「スピードは順位的にはうまくいったが、一番得意なボルダリングで1本も登れずに、心が折れそうになった。最後のリードは、私の最後のクライミングなので思い切り、1手でも多く登りたいと思って、登れたのがよかった。結構疲れていて限界だったが、気持ちでプッシュできたと思う」と振り返った。
そして、「オリンピックでどうしてもメダルが取りたいという気持ちでずっとがんばってきた。金メダルには届かなかったが、よかったと思う」と述べた。
男子の楢崎は4位
前日の5日には男子複合の決勝があり、金メダルはアルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)、銀メダルはナサニエル・コールマン(アメリカ)が獲得した。銅メダルはヤコプ・シューベルト(オーストリア)で、楢崎智亜はシューベルトに1点差の4位だった。
原田海は3日の予選を通過できなかった。
順位
(英語関連記事 /Sport Climbing - Men's Combined results)










