米中高官協議、中国がアメリカの「抑圧」を批判

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中国・天津で行われている米中の政府高官協議で中国側は26日、アメリカが中国政府を抑圧していると批判し、制裁や関税を撤廃するよう求めた。
王毅外相は、訪中しているウェンディー・シャーマン国務副長官との協議の中で、米中関係はアメリカが「正しい選択」をするかどうか次第だと述べた。
シャーマン副長官は、アメリカ政府は中国との衝突は望んでいないと話している。
中国はアメリカ政府に対し、ドナルド・トランプ前政権で破壊された米中関係を改善するよう繰り返し求めている。しかしジョー・バイデン米大統領は、人権や制裁などの面では特に、中国に対する厳しい態度を崩していない。
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中国の謝鋒外務次官は26日、アメリカ中国を「仮想敵」とみなし、「悪者扱い」していると述べた。
謝次官は以前も外交部声明の中で、「まるで、中国の発展が抑制されれば(中略)アメリカが再び偉大になるとでも言うようだ」と述べ、アメリカは自国の構造的問題を中国のせいにしようとしていると指摘していた。
26日の協議の後、シャーマン国務次官は、向こう数カ月で米中関係が改善するかどうかの判断は難しいと語った。
AP通信の取材で同次官は、「関係構築の初期段階では、我々が期待する方向に物事が進むかは分からない」と話した。
米国務省は今回の協議に先駆け、「アメリカの国益を推進し(中略)関係を責任感を持って管理する」ための「率直な意見交換」を期待していると発表していた。
両国の高官の行き来は、バイデン大統領と習近平国家主席の首脳会談を見越しての準備段階と目されている。しかし、今回の協議は4時間に及んだものの、首脳会談については話し合われなかったという。
米中関係は、最近になってまた緊張感が高まっている。
中国政府は先週、ウィルバー・ロス前商務長官などを含む米高官や組織に対して新たな制裁を課したばかり。
一方のバイデン政権は、中国政府が民主派勢力への弾圧を続ける香港で活動する企業に警告を発していた。







