中国共産党が100周年式典 「抑圧」は許さないと他国をけん制

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北京で1日、中国共産党の創立100年周年式典が行われた。習近平国家主席は演説で、中国は他国による抑圧の動きを許さないと述べた。
これはアメリカを指した言葉だとみられている。習国家主席は、「中国を抑圧するもの」は「偉大な鉄の壁に(中略)頭を打ちつけることになるだろう」と述べた。
式典が開かれた北京の天安門広場には、事前審査を受けた約7万人の群衆が集まった。大半はマスクを着けていなかった。
習国家主席の演説は1時間にわたった。その中で現代中国における共産党の役割を強調。共産党が中国の成長物語の中心にあり、中国と党を切り離そうとする動きは「失敗する」だろうと語った。
その上で、「我々は中国に対する虐待、抑圧、支配を絶対に許さない」と述べた。
中国はこれまでも繰り返し、アメリカが中国の成長を妨げようとしていると非難しており、一連の発言はアメリカ政府へ向けたものだとみられている。
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式典では軍用機の編隊飛行や礼砲、愛国的な歌曲の演奏なども行われた。
中国はここ数週間、共産党が認める歴史を宣伝するため、メディア攻勢をかけていた。
また香港はこの日、中国返還24周年を迎えた。

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100周年に向けた準備
中国共産党は1921年に設立され、長年の内戦を経て今から72年前に政権を握った。
この時期、中国は大きな変革の中にあったが、中国政府のプロパガンダではそのうちのいくつかが明らかに排除されていた。

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北京の国家スタジアムでは6月28日、「偉大征程(偉大な旅)」と題されたイベントが開催され、共産党と中国の歴史を描いた壮大なパフォーマンスが披露された。
しかしAFP通信によると、文化大革命による粛清や、1989年の天安門事件、香港での民主派抗議デモなどは盛り込まれていなかったという。

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中国の映画館では4月以降、少なくとも週に2回、「紅色作品」と呼ばれるプロパガンダ映画を放映することが義務付けられた。
また、国内のテレビでは、共産党創立100周年を祝うドラマを1年を通じて計100本放送することになっている。
また、100人のラッパーが協力して制作した、中国の偉業をたたえる「100%」という曲もリリースされた。

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また、共産党ゆかりの地を訪ねる旅行ツアー「紅色旅遊」も人気で、旅行会社の携程集団(Cトリップ)は、100種類のツアーを売り出した。
1930年代から40年代に共産党中央委員会が置かれた延安市などは「聖地」として、観光客が増えているという。

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しかし、こうしたプロパガンダに喜んでいる人たちだけではない。
ある北京市民はBBC中国語の取材に、「夜テレビをつけると、何十ものチャンネルで革命戦争のドラマをやっている」と語った。
「毎日毎日、共産党の成立や中国の建国についての話題ばかりで、他の選択肢はないのかと思う」
一連の祝賀の目的は?
専門家らは、一連の祝賀が党と中国の歴史を組み合わせることに腐心していることから、共産党は中国の急成長に自身をなぞらえようとしていると指摘する。
英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」のトム・ラッファティー氏は、100周年は「共産党にとって明らかに重要な節目だ。念入りに準備が進められていた」と語った。
「党の公式見解は一貫していて、現代を1978年以前の改革時期とは異なる『新時代』だと強調している。それが習政権の野望を明白にしている」
一方で専門家らは、100周年を機に何か重大発表が行われる可能性は低く、来年の党大会で明らかになるだろうとみている。
香港は中国返還24周年
香港は1日、イギリスから中国に返還されて24周年を迎えた。
香港では通常、式典などが行われるが、近年では中国政府に抗議するデモが行われるようになっていた。しかし、昨年施行された香港国家安全維持法(国安法)により、抗議の声は抑圧されている。
デモ主催者によると、香港警察は新型コロナウイルス対策を理由に、行進の許可を出さなかったという。
取材:ワイイー・イップ、BBC中国語










