ナワリヌイ氏がハンストを中止 収監中のロシア野党指導者

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ロシアで収監されている野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)は23日、24日間にわたるハンガーストライキを終了すると発表した。
この数時間前には医師団が、命の危険があるとしてハンスト中止を訴えていた。
2月に刑務所に収監されたナワリヌイ氏は、背中の激しい痛みと手脚の感覚喪失に対する適切な治療を求め、3月31日からハンストを開始していた。
ナワリヌイ氏はインスタグラムでの発表で、これまでに2度、民間の医師の診察を受けたと話し、「進ちょくや状況を踏まえ、ハンガーストライキを終わらせる」と述べた。
ただ、通常の食事への復帰は段階的なものになると話した。
また、背中の激しい痛みと手脚の感覚喪失について、自分が選んだ医師の診察を受けたいと主張。「これが何なのか、どうやって治せばいいのかを知りたい」と話した。
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医師団は22日、ウェブサイト「メディアゾナ」で声明を公表。20日にモスクワ郊外の病院でナワリヌイ氏が受けた診察・検査の結果を見ての判断だとして、「ハンストがわずかな時間でも続けば、残念ながら近いうちに、治療する相手がいなくなってしまう」と訴えた。
医師団は、同氏の腎臓と神経系に異常があり、少しでもハンストが続けば死に至ると警告。ナワリヌイ氏に対し、「直ちにハンストを中止し、命と健康を守るべきだ」と呼びかけていた。

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ウラジーミル・プーチン大統領の最大の批判者として知られるナワリヌイ氏は、昨年8月下旬にシベリアのホテルで有毒の神経剤ノビチョクで毒殺されそうになったとされる。
ドイツ・ベルリンで集中治療を受け、今年1月にロシアに帰国。しかし、かつて言い渡された横領罪での執行猶予つき有罪判決をめぐり、執行猶予の条件に違反したとして、今年2月に刑務所に収監された。現在、モスクワの東約100キロの町ポクロフにある刑務所に収監されている。
欧州人権裁判所は、ナワリヌイ氏が命の危険にさらされたとして釈放を求めたが、ロシア政府はこれを拒否した。
ロシアでは21日、ナワリヌイ氏の釈放を求める集会が各地で開かれ、1700人以上が拘束された。








