ナワリヌイ氏の医師団、ハンスト即時中止を要望 生命の危険

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ロシアで収監されている野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)の医師団は22日、同氏にハンガーストライキを即刻やめるよう強く訴えた。さもなければ死亡する恐れがあるとしている。
医師団はウェブサイト「メディアゾナ」で声明を公表。20日にモスクワ郊外の病院でナワリヌイ氏が受けた診察・検査の結果を見ての判断だとして、「ハンストがわずかな時間でも続けば、残念ながら近いうちに、治療する相手がいなくなってしまう」と訴えた。
医師団は、同氏の腎臓と神経系に異常があり、少しでもハンストが続けば死に至ると警告。ナワリヌイ氏に対し、「直ちにハンストを中止し、命と健康を守るべきだ」と呼びかけた。
ナワリヌイ氏が2月に刑務所に収監されるまで治療にあたっていた医師団は、その後は同氏との面会が認められず、直接診察できずにいる。声明で改めて、治療の許可を求めた。
当局は医師団の声明にコメントしていない。
釈放求め抗議デモ
ロシアでは21日、ナワリヌイ氏の釈放を求める集会が各地で開かれた。

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同国の人権監視団体OVD-Infoは、この日の首都モスクワなどでの抗議デモで、合わせて1000人以上が拘束されたとしている。
ハンスト20日以上に
2月に刑務所に収監されたナワリヌイ氏は、背中の激しい痛みと脚の感覚喪失に対する適切な治療を求めている。ハンストは3月31日から20日以上続けている。
ナワリヌイ氏は今月19日、刑務所内の病棟に移された。当局は同氏の健康状態について「申し分ない」としている。
ロシア連邦刑務所局(FSIN)は、ナワリヌイ氏が毎日医師の診察を受け、ビタミン剤の摂取にも同意していると説明している。
ナワリヌイ氏は先週、インスタグラムに、「いま私の姿を見たらきっと笑うだろう。骸骨が監房内でよろよろ動き回っている」とロシア語で投稿した。
欧米はロシアを非難
欧米はナワリヌイ氏について、昨年8月下旬に有毒の神経剤で毒殺されそうになったとみている。集中治療のために移送されたドイツ・ベルリンの毒物学者は、使用された神経剤を、兵器級の殺傷力をもつロシア製のノビチョクだと断定した。
これを受け欧米は、ロシアがナワリヌイ氏を襲ったとして批判。ナワリヌイ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領を名指しして非難した。
ロシア政府は一切の関与を否定しており、ノビチョクが使われたとの結論についても争っている。
ナワリヌイ氏はロシアに帰国後、かつて言い渡された横領罪での執行猶予つき有罪判決をめぐり、執行猶予の条件に違反したとして今年2月、刑務所に収監された。現在、モスクワの東約100キロの町ポクロフの刑務所に収監されている。有罪判決については、政治的動機に基づくものだと主張している。
アメリカはロシアに対し、ナワリヌイ氏が獄死することになれば「報い」を受けることになると警告している。







