【2022年サッカーW杯】 いよいよベスト4の戦い 注目点を紹介

サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会は、13日(日本時間14日)から4強による優勝争いが繰り広げられる。注目点を紹介する。
準決勝に進んだのは、アルゼンチン、クロアチア、フランス、モロッコの4チーム。
この顔ぶれを予想した人は少ないかもしれない。だが、いくつものドラマが待ち受けていることに変わりはない。
メッシの大会になるか
最大の注目点の1つが、アルゼンチンのスーパースター、リオネル・メッシ(35)のW杯初優勝が実現するかどうかだ。
メッシの経歴は輝かしい。スペインリーグ優勝10回、フランスリーグ優勝1回、チャンピオンズリーグ優勝4回に加え、2021年にはコパ・アメリカでも優勝。年間世界最優秀選手賞のバロンドールは7回受賞している。
しかし、W杯の優勝は果たせていない。ブラジルのペレ氏、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナ氏といった歴代の偉大な選手たちと、その点で違う。
メッシは2014年に準優勝までいった。だが、アルゼンチンの優勝となると、マラドーナがいた36年前が最後だ。
メッシは今大会、ついに優勝トロフィーを手にし、史上最も偉大な選手になれるだろうか。
モロッコへの応援は続くか
モロッコは今大会、すでに歴史をつくっている。
アフリカ勢として初のベスト4入りを果たした。イスラム教徒が大多数を占めるアラブ国家としても、準決勝進出は初めてのことだ。
モロッコは実は、英チェルシー所属のハキム・ツィエクや、仏パリ・サンジェルマンでプレーするアクラフ・ハキミなど、有名選手を何人も抱える経験豊かなチームだ。しかし、ここまで勝ち進むとは、ほとんど予想されていなかった。
成功の鍵は、堅固なディフェンスと豊富な運動量にある。モロッコは今大会ここまで、相手選手に得点をまったく許していない。失点はカナダ戦でのオウンゴールの1点だけだ。
モロッコはまた、今大会で最も熱狂的な応援を受けているチームの1つでもある。
大会主催者は、このW杯はカタールだけのものではなく、中東地域と全イスラム教徒のためのものだとも言っている。モロッコへの応援は準決勝の先まで続くだろうか。
フランスは連覇できるか
モロッコの前に立ちはだかるのが、ヨーロッパの強豪フランスだ。
「レ・ブルー」の愛称で呼ばれるフランス代表は、60年前の1962年ブラジル大会以来、どのチームも成し遂げていないことに挑んでいる。男子W杯の2大会連続優勝だ。
近年のW杯では、前回優勝チームは苦戦を強いられてきた。過去12年間でみると、イタリア、スペイン、ドイツが連覇を狙ったものの、早々に敗退した。
だがフランスはすでに、その呪縛から解き放たれている。10日にイングランドに勝利し、準決勝に進んだ。前回優勝チームがベスト4入りしたのは、1998年大会のブラジル以来だ。
ディディエ・デシャン監督は、目の前のモロッコ戦に集中している。2大会連続の決勝進出の見込みについて聞かれると、「(その質問は)先走りし過ぎだ」と返した。
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クロアチアがまたやるのか
フランスがモロッコに勝ち、クロアチアがアルゼンチンを倒せば、前大会決勝の組み合わせの再現となる。
クロアチアは今大会も、信じられないような粘り強さでベスト4に戻ってきた。
4年前はデンマークとロシアをPK戦で破って決勝に進んだ。今年は日本とブラジルにPK戦で勝って、準決勝に駒を進めた。
クロアチアが決勝トーナメントで、延長戦まで行かずに勝利したのは、1998年大会の準々決勝でドイツに3-0で勝利したのが最後だ。もし次の試合で90分間で勝てば、24年ぶりとなる。
ピッチで攻守を操るMFルカ・モドリッチが37歳であることを考えると、今大会のクロアチアの進撃は一段と驚異的だ。彼は延長戦でも変わらぬ活躍を見せている。
前大会の1次リーグでクロアチアに3-0で敗れたアルゼンチンは、彼らを過小評価してはならないことを知っているはずだ。
今後のスケジュール
準決勝の1試合目はアルゼンチン対クロアチアで、13日午後10時(日本時間14日午前4時)にキックオフとなる。
2試合目のフランス対モロッコは、14日午後10時(同15日午前4時)に行われる。
勝者は18日午後6時(同19日午前0時)開始の決勝で対決。敗者は17日午後6時(同18日午前0時)スタートの3位決定戦に臨む。











