トランプ氏、中国を非難 ロシアや北朝鮮と対アメリカで共謀していると

トランプ大統領と習国家主席が、米国旗と中国旗が並んだ前で握手を交わしている

画像提供, Bloomberg via Getty Images

画像説明, 2017年の中国・北京での記者会見で握手するドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席

アメリカのドナルド・トランプ大統領は2日夜、中国の習近平国家主席がロシアおよび北朝鮮の指導者らと共に、アメリカに対して共謀していると非難した。

トランプ氏の発言は、中国・北京で3日午前(米時間2日夜)から北京で開催された中国史上最大規模の軍事パレードを受けて出されたもの。これは、第2次世界大戦における戦勝80年を祝ったもので、中国が軍事力を誇示する場となった。式典にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記など、26カ国の首脳が招かれた。

トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で習氏に向け、ウラジーミル・プーチンと金正恩に、あなた方がアメリカ合衆国に対して共謀している最中であることを踏まえ、私の心からのあいさつを送ってほしいと投稿した。

トランプ氏はこれまで、中国、ロシア、その他の国々が関係を良化させていることが、国際関係においてアメリカにとって脅威となるとの見方を否定してきた。

2日夜には、ホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、習主席とは「良好な関係を築いている」と述べ、中国はアメリカが中国を必要とするよりもはるかにアメリカを必要としていると語っていた。

しかし、北京での式典の最中にトランプ氏は、「中国の習主席が、非常に友好的ではない外国の侵略者から自由を勝ち取るために、アメリカ合衆国が提供した膨大な支援と『血』について言及するかどうかが、大きな疑問だ」と投稿。

また、「中国の勝利と栄光のために、多くのアメリカ人が命を落とした。彼らの勇気と犠牲が正当にたたえられ、記憶されることを願っている!」と書き込んだ。

「中国は我々を必要としている」

中国は、トランプ氏による関税措置が世界の経済・政治秩序を揺るがして以来、アメリカに対抗し得る存在としての立場を築こうとしている。

トランプ氏は、自身の関税政策について「アメリカの利益と産業を守るために不可欠だ」と主張しており、外交的な代償については容認する姿勢を示している。

2日の記者会見で、BBC記者が中国とその友好国がアメリカに対抗する国際的な連合を形成しようとしていると考えるかと質問すると、トランプ氏は「いや、まったくそうは思わない。中国は我々を必要としている」と述べた。

また、「知っていると思うが、私は習主席ととても良い関係だ。しかし、中国は我々よりもはるかに我々を必要としている。私はそのような動きはまったく見ていない」と語った。

一方、この日に受けたラジオインタビューでトランプ氏は、ロシアと中国の間で形成されつつある連携についても懸念していないと述べた。

スコット・ジェニングス氏のラジオ番組でトランプ氏は、「アメリカは世界で最も強力な軍事力を持っている」と述べ、「彼ら(中国とロシア)が我々に対して軍事力を行使することは決してない」と語った。

「信じてほしい。そんなことをすれば、彼らにとって最悪の結果になる」

トランプ氏はさらに、8月にアラスカで行われた会談でウクライナの和平合意に至らなかったことを受け、プーチン大統領に「非常に失望している」と語った。

「プーチン大統領には非常に失望していると言える」とトランプ氏は述べ、アメリカは「ウクライナの人々が生活できるよう何らかの支援を行う」とした。ただし、具体的な内容には言及しなかった。

中国はプーチン氏による全面的な侵攻を非難しておらず、西側諸国は中国について、ロシアの戦争遂行を支援していると非難している。支援内容には、軍民両用の物資供給やロシア産原油の購入が含まれるとされるが、中国政府はこれを否定している。