イラク基地にミサイル攻撃、駐留米軍に負傷者 親イラン勢力が実行か
ショーン・セドン、BBCニュース

画像提供, Getty Images
イラク西部の空軍基地が20日、ミサイル攻撃を受け、駐留している米軍関係者らが負傷した。米中央軍が同日夜、発表した。
米中央軍の発表によると、イランの支援を受ける武装勢力がアル・アサド空軍基地を弾道ミサイルとロケット弾で攻撃した。同基地は米軍を受け入れている。
多数の米軍関係者が「外傷性脳損傷の検査を受けている」という。
イラク兵の少なくとも1人が負傷したとされる。
この攻撃について、「イラクのイスラム抵抗運動」と名乗るグループが、実行を主張している。米シンクタンク「ワシントン近東政策研究所」によると、このグループは昨年後半に出現。イラクで活動するいくつかのイラン系武装集団で構成されているという。
同グループは最近、米軍に対し他の攻撃も実行したと主張している。
アル・アサド基地は近年、繰り返し攻撃されている。
米軍によると、20日に発射されたミサイルはほとんどが迎撃されたが、一部が防空網をかいくぐり基地に直撃した。被害について調査中だという。
親イラン勢力が活発化
昨年10月にイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの間で紛争が勃発して以来、イランの代理勢力が、イラクとシリアの米軍関連施設をたびたび攻撃している。
イランが支援するイエメンの反政府武装勢力フーシ派は、紅海で国際海運の船舶を繰り返しミサイル攻撃している。米軍は同盟国などと共に、これを食い止めようとしている。
米軍は20日も、イエメン西部の大部分を支配するフーシ派に対し空爆を実施した。対艦ミサイルが「アデン湾に向けて発射準備中」だとわかったことから、発射施設を狙ったという。
イラン軍はここ数日、シリア、イラク、パキスタンの標的にたびたびミサイル攻撃を実施している。
イランは20日、シリアの首都ダマスカスであった空爆でイランの治安部隊の幹部5人が殺害されたとし、空爆はイスラエルが実施したと非難した。








