イスラエル軍、ガザ北部でハマス指揮系統の「解体完了」と

画像提供, Reuters
昨年10月7日に始まった戦争から3カ月となる6日、イスラエル国防軍(IDF)は、パレスチナ自治区ガザ地区の北部において、ガザを実効支配してきたイスラム組織ハマスの指揮系統「解体を完了」したと発表した。
IDF報道官のダニエル・ハガリ少将は記者団に、ガザ地区北部ではハマス戦闘員はもはや「司令官がいない」状態で、散発的な活動しかしていないと述べた。
報道官によると、イスラエル軍はガザ地区北部で約8000人の戦闘員を殺害した。この数字をBBCは独自に検証できていない。
ハガリ報道官は、IDFは今ではガザ南部や中部のハマス解体に注力しているとも話した。
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ハマスが運営するガザ地区の保健省によると、10月7日に戦争が始まって以来、イスラエル軍に殺害された人数は2万2000人以上に上る。6日の時点で、過去24時間の間に120人以上の死亡を確認したと明らかにした。
イスラエル軍の攻撃によって、ガザ地区の大部分が壊滅的な被害を受け、人口230万人のほとんどが住む家を失った。
イスラエル軍のガザ地区攻撃開始は、10月7日にハマスが実施したイスラエルへの奇襲攻撃に反応してのもの。ハマスは民間人を中心に約1200人を殺害し、約240人を人質にした。人質の一部は一時的な戦闘停止合意のもとで解放されたが、今も120人以上が拘束されている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は6日、イスラエルは「ハマスを排除し、人質を取り戻し、ガザがこれ以上イスラエルを脅かさないようにする」という戦争目的の実現のため、戦いを継続するとの従来の立場を繰り返した。
ネタニヤフ首相は声明で、「完全勝利の実現まで、それ以外のことはすべていったん横に置かなくてはならない」と述べた。
他方、イスラエルと敵対し、イランの支援を受けているレバノンの武装組織ヒズボラは同日、イスラエル北部にロケット砲数十発を撃ち込んだ。ハマスの副政治局長サレフ・アル・アロウリ氏が2日、レバノンの首都ベイルートでイスラエルによるとされる攻撃で暗殺されたことへの、当座の反応だとしている。
ハマスは声明で、イスラエル北部メロンの航空管制基地をロケット弾62発で攻撃したと発表した。イスラエル軍は、レバノンからのロケット弾40発を確認し、対応したとしている。
中東歴訪のため5日にトルコ・イスタンブールに到着したアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は6日、訪問先のギリシャ・クレタ島で、で記者団に対し、ガザ紛争が「果てしない暴力の連鎖」へと拡大しないよう防ぐことが自分の最大の関心事だと述べた。
ブリンケン長官はその後、ヨルダンへ向かった。10日までの間にヨルダン、カタール、サウジアラビア、エジプト、イスラエルなど中東各地を再訪する予定という。イスラエル高官に加え、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人当局者とも会談するとみられている。









