ハマスに殺害された英国人が10人に 10代姉妹と母親の死亡を確認、家族が公表

Yahel, Lianne and Noiya
画像説明, イスラエル南部のキブツでハマスに殺害された親子。左からヤヘル・シャラビさん、リアンヌさん、ノイヤさん

パレスチナ自治区のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃では、イギリス人も多数、犠牲になったとみられている。新たに、姉妹と母親の3人がハマスに殺害されたと、イギリスにいる家族が明らかにした。

これにより、ハマスの攻撃によるイギリス人の被害は、死者が10人、拉致が1人、行方不明が少なくとも5人に上っているとみられる。

ノイヤ・シャラビさん(16)とヤヘルさん(13)姉妹は、ハマスがイスラエル南部のキブツ(農業共同体)ベエリを襲撃した後、行方不明になった。母親でイギリス生まれのリアンヌさん(48)は襲撃で殺害された。

先週になり、ヤヘルさんの死亡が確認された。家族はヤヘルさんについて、「エネルギーのかたまり」で、「キブツ周辺を猛スピードで自転車に乗り、サッカーに興じ、姉のノイヤや時にはイギリス人のいとこたちと一緒にTik Tok(ティックトック)やユーチューブで歌ったり踊ったり」するのが大好きだったとした。

そして家族は今回、ノイヤさんの死亡が正式に確認されたとBBCに明らかにした。

「ノイヤは賢く、繊細で、楽しくて、生命力にあふれていた。その笑顔は灯台のように部屋を明るくした」と家族は述べた。

「他者、特に自分より恵まれない人を助けるあらゆる機会を大事にした。才能ある学生で、言語に堪能だった」

「なにより素晴らしい孫娘で、いとこで、めいだった。私たちは彼女がいなくなったことを悲しんでいるが、彼女がここにいたことを永遠に感謝する」

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父親も行方不明

イスラエルにいるノイヤさんのおじのラズ・マタロンさんは、「私たちにとってはこの世の終わりだ。ノイヤ、ヤヘル、リアンヌはいつも私たちの心の中にいる」と述べた。

母親のリアンヌさんは、19歳の時にキブツのボランティアとして初めてイスラエルに渡った。その後、永住のため生活拠点を移した。イギリスの親族によると、一家は少なくとも年に1回は訪英していたという。

ハマスがベエリを襲った際、リアンヌさんは近くで銃声とアラビア語で叫ぶ声が聞こえたと、家族に通話アプリ「ワッツアップ」でメッセージを送った。ガザ地区との境界近くで暮らし、警報には慣れていたリアンヌさんだったが、「これはまったく別だ」と書いていた。

ノイヤさんの父親のイーライさんも行方不明となっている。他の親族も拉致されている。