ロシア外相、北朝鮮を公式訪問 金総書記への「完全なる支持」表明

画像提供, Reuters
ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相が18日、北朝鮮を公式訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記に対するロシアの「完全なる支持」を表明した。
ラヴロフ氏は、ウクライナでの北朝鮮の支援に対する感謝も表明した。
今回の訪朝は、ウラジーミル・プーチン大統領による北朝鮮訪問の可能性を示唆している。
ラヴロフ氏はこの日の公式レセプションで、ロシアの金氏への「完全なる支持」を約束。アメリカとその同盟国が「ロシア連邦に対する戦争」を仕掛けていると非難した。
また、先月のプーチン氏と金氏の首脳会談での取り決めについて、その実施を協議するのが今回の訪問の目的だとした。詳細は明らかにしなかった。
ラヴロフ氏が前回の2018年の訪朝時と同じく、今回も金氏と会うのかは不明。
「北朝鮮が武器供与」と米当局
アメリカは先週、北朝鮮がロシアに対し、ウクライナで使用するための大量の武器を供与し始めたとし、国連決議に違反するとした。
また、弾薬と大砲の輸送がすでに始まっていることを示しているとする情報と証拠を公表。衛星画像からは、9月上旬にコンテナ300個が北朝鮮の羅津港からロシア極東沿海地方のドゥナイに運び込まれ、その後、ウクライナ国境に近いチホレツク近郊の軍事倉庫に運ばれたことがわかるとした。
ロシアは、自国の兵器システムとの互換性があることから、北朝鮮の武器を望んでいると、専門家はみている。
ラヴブロフ氏の訪朝は2日間の日程。先月は金総書記が数日間、ロシアを訪れた。金氏にとっては、新型コロナウイルスの世界的流行が発生してから初の外遊だった。
7月には、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相も北朝鮮を訪問。大陸間弾道ミサイル「火星」など、北朝鮮の最新兵器を見学した。
人道支援と引き換えか
北朝鮮は厳密には韓国と戦争状態にあり、大量の武器を備蓄している。
一部のアナリストは、金氏とプーチン氏が9月に武器取引をした際、金氏は人道支援を求めたとみている。北朝鮮は国際的な制裁と新型ウイルス関連の規制で、経済がひどく悪化しており、食料や医薬品などの必需品も不足している。
ただ、北朝鮮も軍備が不足気味なことから、多くの弾薬は渡さないのではないかとの見方もある。
北朝鮮とロシアはともに世界で孤立を深めている。この半年間で互いの関係を深めることを約束している。










