バフムート市庁舎にロシア国旗 ワグネル創設者が立てたと主張

ロシアの雇い兵組織「ワグネル・グループ」のトップは2日、ロシアによるウクライナ侵攻で激戦が続いている東部バフムートの市庁舎に、ロシア国旗を立てたと話した。ウクライナは同市を保持しているとしている。
ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が、夜間に撮影された映像の中で、バフムートが「法的な意味で」ロシアのものになったと述べた。
ただ、同市西部にはまだウクライナ軍が結集していると認めた。
ウクライナは、ロシアがここ数カ月間、バフムートの攻略を狙っているが、ウクライナ軍がなお同市を保持しているとした。
ウクライナ軍参謀本部は、「敵はバフムートへの攻撃をやめていない。だがウクライナの防衛隊は、敵の攻撃を何度も退け、勇敢にこの都市を保持している」とした。
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映像の中でプリゴジン氏は、市庁舎に掲げた国旗には、サンクトペテルブルクのカフェで2日に起きた爆発で死亡したロシアの軍事ブロガー、ウラドレン・タタルスキー氏への賛辞が書かれていると述べた。
BBCはこの映像の内容が事実なのか確認できていない。
ワグネルの死傷者多数か
米シンクタンクの戦争研究所(ISW)によると、バフムートはロシア軍が南と東から包囲しようとしているが、2日時点でウクライナがまだ大部分を保持しているという。
また、市庁舎は東から前進したロシアが最近、制圧したと主張している地域にあるという。
公式には民間軍事会社とされているワグネルは、バフムートの戦いで大きな損害を被っている。
新規採用者の多くは、ロシアの刑務所から釈放された囚人だ。ワグネルが増員のために採用した。
バフムートでは、ロシア正規軍の部隊も戦っている。
この戦闘の死者は、ロシアとウクライナの双方で何千人にも上っている。ロシア側の犠牲者が、ウクライナ側をはるかに上回っているとみられている。
バフムートの意味
バフムートに戦略的価値はほとんどない。だがウクライナは、ロシアの軍備と兵力を削ぐうえで重要な場所と考えている。
一方、ロシア軍司令部も、バフムート制圧が占領地拡大の足がかりになると考えている。
英国防省は昨年12月、同市を制圧することで、「ロシアはクラマトルスクやスロヴィヤンスクといったより大きな都市部を脅かすことが可能になる」とした。
一方、ウクライナ軍はロシアに占領された領土の奪還を目指し、数週間内に新たな攻勢をかけるとみられている。
この攻勢は、ドイツのレオパルト戦車など、以前から約束されていた西側の軍事支援がウクライナに到着次第、開始される見込みとなっている。








