BBC会長、「恐れず報道続けるように」と インドでの家宅捜索受けスタッフにメール

画像提供, Reuters
BBCのインドのオフィスが税務当局によって家宅捜索されたことをめぐり、ティム・デイヴィーBBC会長は、恐れず公平な報道を続けると同国スタッフへのメールで表明した。
インドの税務当局は今月14日から3日間、ニューデリーとムンバイにあるBBCのオフィスを「調査」と称して家宅捜索した。BBCは当局に協力している。
デイヴィー会長はメールで、現地スタッフの勇気に感謝し、公平な報道ほど重要なものはないとした。
BBCは1月、インドのナレンドラ・モディ首相に批判的なドキュメンタリーをイギリスで放送。インド政府はこれを「敵対的プロパガンダ」と呼び、国内での放送や上映を阻止しようとした。
「公平な情報を提供し続ける」
デイヴィー会長はメールで、BBCのスタッフがしっかりと安全に仕事ができるよう支援するとし、次のように表明した。
「恐れず公平に報道する私たちの能力ほど重要なものはない」
「世界中の視聴者に対する私たちの責務は、独立した公平なジャーナリズムを通して事実を追求することと、最高のクリエイティブコンテンツを制作し配信することだ。私たちがその仕事をやめることはない」
「はっきりさせておきたい。BBCにもくろみはない。目的に基づいて活動している。私たちにとっての第一の公共的な目的は、人々が周囲の世界を理解し、それに関わるのを手助けするため、公平なニュースと情報を提供することだ」

インドの直接税中央委員会はBBCオフィスの「調査」で、「矛盾や不一致」を発見したとした。また、「この組織の外国法人が、インドでの収入として開示していない特定の送金について、税金が支払われていないことを示唆している」証拠を見つけたとした。
イギリスの野党議員らは今週、この家宅捜索を「脅し」だとし、深く憂慮しているとした。
英外務省の関係者は、インドの所得税当局の主張についてコメントしなかったが、「引き続きこの問題を注視していく」と述べた。






