プーチン氏はウクライナ侵攻を間違いだと思っていない=ドイツ首相

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナ侵攻を誤りだとは認識していない――。ドイツのオラフ・ショルツ首相は14日、前日にプーチン氏と電話協議をした時の内容について、そんな説明をした。
ショルツ氏とプーチン氏は13日に、90分間にわたって電話で協議した。
ショルツ氏は14日、電話協議について記者団に説明。プーチン氏に対して、部隊の撤退とウクライナとの協議再開を求めたと述べた。
また、プーチン氏について、「残念ながら」侵攻に関する立場は変えていないと発言。一方で、プーチン氏と対話を続けることの重要性を強調し、「この問題については、互いに話をし、言うべきことを言うのが正しい」と話した。
一方、ロシア政府も電話協議についてコメントし、暴力が続いているのはウクライナのせいだと主張した。
兵器供与の圧力に直面
ショルツ氏はこの日、ドイツがウクライナに提供した武器が「決定的」な効果を生み、ウクライナ東部で「状況を変えた」とも主張。
ロシア軍がウクライナから撤退することが、「この地域に平和をもたらす」唯一の方法だとした。
また、ロシアはウクライナの主権を尊重すべきだと述べた。
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ショルツ氏はこのところ、ウクライナへの軍事支援を強化すべきだとの圧力にさらされている。
ウクライナのドミトロ・クレバ外相は13日、ドイツが兵器の提供を止めていることを批判。「合理的な議論はひとつもなく、抽象的な恐怖と言い訳があるだけだ」とツイートした。
また、8月までに、ウクライナに12億ドル以上の軍事支援を行っている。大きな額だが、イギリスやアメリカよりはるかに少なく、経済規模の小さいポーランドよりも少ない。
ドイツのクリスティーネ・ランブレヒト国防相は14日、ウクライナへの追加の兵器供与を約束。先週には、寒い季節が近づく中、発電機、冬服、テントを提供すると表明した。
ロシアによるウクライナ侵攻は、ドイツの対ロシア外交にも疑問を投げかけている。ドイツの経済は近年、ロシア産の石油とガスに依存している。
一方でドイツはウクライナ侵攻の始まった2月、連邦軍の増強に今年1000億ユーロ(約13兆円)を投じると表明。さらに、「毎年、国内総生産(GDP)の2%以上を国防費として投じる」として、戦後の防衛方針の大転換を宣言している。









