エリザベス女王が検査入院、1日で退院 北アイルランド訪問は中止

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イギリスのエリザベス女王(95)が20日、ロンドンのエドワード7世病院に検査入院した。21日には退院し、ウィンザー城に戻った。バッキンガム宮殿が発表した。
入院は、新型コロナウイルスとは関係がないと報じられている。女王はこのところ、訪問や面会といったスケジュールが立て込んでいたという。
女王は医師らに、数日間の休養が必要と助言されていた。また入院に伴い、20日に予定されていた北アイルランド訪問は中止となった。
退院後、女王は机に向かって簡単な公務を行っているという。
BBCのサラ・キャンベル王室担当編集委員は、王室にとって女王のプライバシーの保護と健康状態の発表は難しいバランスだと説明。
今回の入院も当初は発表されていなかったものの、タブロイド紙が一面に関連記事を掲載したことで、発表を余儀なくされたと述べた。
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エリザベス女王が入院したのは、2013年以降で初めて。その時は胃腸炎の症状を訴えていた。
エドワード7世病院は、王室メンバーなども利用するロンドンの私立病院。今年4月に亡くなった女王の夫、フィリップ殿下もこの病院で治療を受けていた。
公務日誌によると、女王は10月だけで少なくとも16件の公式行事に参加しており、入院前日にもウィンザー城で開催されたグローバル投資サミットに、ボリス・ジョンソン首相と共に参加していた。
また20日には、1泊2日で北アイルランドを訪問する予定だった。
「仕方なく」休養
バッキンガム宮殿の報道官は、「女王は向こう数日間休養するべきという医師の助言を、仕方なく受け入れた」と発表。「北アイルランドを訪問できないことに失望していた」と述べた。
一方、11月1日からグラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)には、王室代表として参加する予定だ。
女王は先に、高齢者向け雑誌が主催した「オールディー・オブ・ジ・イヤー(今年の高齢者賞)」に選ばれたものの、これを辞退していたことが分かった。
賞を主催した雑誌「オールディー」に女王の秘書が送った手紙によると、女王は「年老いているかは感じ方によるものだ」と考えていることから辞退した。女王は同誌の「これからの活躍をお祈り」しつつ、辞退の意向を伝えた。

エリザベス女王の10月の公務
10月1日:スコットランドのバルモラル城で、チャールズ皇太子と共に植樹イベントに参加
10月2日:スコットランド議会の開会を宣言

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10月6日:ウィンザー城でカナダ軍兵士らと面会
10月7日:バッキンガム宮殿でイギリス連邦の陸上競技会「コモンウェルスゲームズ」に先駆けたバトンリレーのスタートを見学

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10月12日:ウェストミンスター寺院で、退役軍人などを支援する慈善団体「ロイヤル・ブリティッシュ・リージョン」の100周年記念礼拝に参加

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10月14日:ウェールズ議会の開会を宣言

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10月16日:イングランドのアスコット競馬場で開かれたチャンピオンズデーに参加

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10月19日:ウィンザー城に戻り、グローバル投資サミットを主催

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