【東京五輪】 テニスの大坂が3回戦敗退 錦織と英ペアは勝利

Naomi Osaka returns against Marketa Vondrousova in the Tokyo 2020 Olympic Games

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画像説明, 大坂なおみはハードコートでは圧倒的な強さを誇るが、この日はストレート負けした

東京オリンピックは27日、テニスの女子シングルス3回戦があり、日本のスーパースター、大坂なおみ(23)がチェコのマルケタ・ヴォンドロショーヴァ(22)にまさかのストレート負けを喫した。男子シングルス2回戦では錦織圭がフルセットの末に勝利。イギリスのアンディ・マリー、ジョー・ソールズベリー組は準々決勝へと進んだ。

大坂は東京オリンピックの顔として、23日に開かれた開会式で聖火台に点灯する大役をこなした。

しかし世界ランキング2位の大坂は、同42位のヴォンドロショーヴァに6-1、6-4で敗れ、メダルを獲得できなかった。

「間違いなくかなりのプレッシャーを感じていた」と大坂は言った。「多分、今までオリンピックでプレーしたことがなかったせいかもしれない。初めての年にしてはちょっと重すぎた」。

テニス4大大会を4回制した実績を持つ大坂。直近の全米オープンと全豪オープンで優勝しており、ハードコートでは過去26戦25勝している。

6月の全仏オープンは棄権。2018年に初めて4大大会で優勝して以来、「長い間うつの症状に苦しんでいた」ことを打ち明けた。今大会は全仏以降で初のトーナメントだった。

「プレッシャーを感じていた」と試合後、大坂は認めた

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画像説明, 「プレッシャーを感じていた」と試合後、大坂は認めた

「自分のプレーにも、あの休みを取ったことにも満足していると思う」

「以前も長い休みを取って、何とかうまくやってきた」

「今の自分が良くなかったと言っているわけではない。でも自分の期待がもっとずっと高かったのは確か」

「あのプレッシャーにどう対応すればいいのかよく分からないので、私の姿勢はあまり素晴らしいものではなかったと感じている。だからこの状況であれが私にできるベストだった」

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金メダルへの道が大きく開ける

最初の2試合で快勝した大坂は、確実に金メダルに手が届くと思われていた。しかし全仏オープンの決勝戦に勝ち進んだこともあるヴォンドロショーヴァを相手にミスが続き、自らに原因があるアンフォーストエラーを32本重ねた。

ヴォンドロショーヴァは10本のアンフォーストエラーに対して18本のウィナーを打ち、11回のブレークポイントのうち5回をものにした。

女子シングルスは1回戦で敗れた世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)に続いて大坂が敗退したことで、どの選手にも優勝への道が開けている。

勝ち残った選手の中で世界ランキングが最も高いのは4位のエリナ・スヴィトリナ(ウクライナ)。

ヴォンドロショーヴァは準々決勝でポーラ・バドサ(スペイン)かナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)と対戦する。

錦織は3回戦、マリー・ソールズベリー組は準々決勝へ

この日は、男子の錦織も有明テニスの森に登場。マルコス・ギロン(アメリカ)に7-6(7-5)、3-6、6-1で勝ち、3回戦へと進んだ。

nishikori

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画像説明, 錦織は2時間18分の試合を制した

男子ダブルス2回戦では、イギリスのマリー、ソールズベリー組が、ドイツのケヴィン・クラヴィーツ、ティム・プッツ組を6-2、7-6(7-2)のストレートで下し、準々決勝に進んだ。

マリーは4個目となるオリンピックメダルの獲得を目指している。テニスが五輪競技に復帰した1988年以降、メダルを4個手にした男子選手はまだいない。ただ、シングルスは大腿部に軽い張りがあることから棄権している

Joe Salisbury and Andy Murray

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画像説明, アンディ・マリー(右)、ジョー・ソールズベリー組は今大会まだセットを落としていない

イギリス勢ではこのほか、世界ランキング143位のリアム・ブローディが男子シングルス2回戦に臨み、第7シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)を7-5、3-6、6-3で破った

ブローディは、イギリス男子1位のダン・エヴァンスが新型コロナウイルスに感染したことで、オリンピック開幕の1週間前に代表チーム入りした