【東京五輪】 テニスの大坂が快勝、バーティは敗退 マリーはシングルス棄権

Naomi Osaka

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画像説明, 大坂は5月の全仏オープンを棄権して以来の試合となった

東京オリンピックは25日、有明テニスの森でテニスの女子シングルス1回戦があり、大坂なおみ(23)は鄭賽賽(中国)に6-1、6-4でストレート勝ちして2回戦に進んだ。世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、同48位のサラ・ソリベストルモ(スペイン)に敗れた。

開会式で聖火台に点灯した大坂は、試合後、自国のオリンピックでプレーするのは「神経が擦り減るよう」と話した。

5月に全仏オープンを途中棄権して以降、今大会まで8週間の休みを取った。「いくらかリフレッシュして幸せな気分なのは間違いない」と大坂は話した。

全仏オープンでは、心の健康を守るためとして、記者会見への出席を拒んだ。メディアの取材に応じたのは、それ以降で初めて。

大坂は、「オリンピックでプレーするのは小さいころからの夢だった。私が取った休みは必要だったと思う」、「テニスにとても集中できている気分だ」と話した。

「日本ではおそらく2年ぶりのプレーで、しかも私にとって最初のオリンピックなので、とても緊張していた」

「神経が擦り減るようだったが、勝ててうれしい」

一方、錦織圭もこの日、男子シングルスの初戦を迎えた。第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア・オリンピック委員会)に6-3、6-4で勝利した

世界1位が初戦敗退

7月のウィンブルドンで4大大会2つ目のタイトルを手にしたバーティは、ソリベストルモに6-4、6-3でストレート負けした。

ソリベストルモにとってはキャリア最大の勝利となった。

これで世界ランキング2位の大坂が、女子シングルスで勝ち残った中で最高位の選手となった。

バーティは、ストーム・サンダースと組んだ女子ダブルスでは、2回戦進出を決めている。

ソリベストルモとの対戦ではミスが目立ち、自らに原因があるアンフォーストエラーは、ソリベストルモの13本に対してバーティは55本だった。

ソリベストルモは「ずっとこれを夢見ていた。ここにいるだけでなく、ナンバーワンを打ち負かすこと。最高の気分。まだ信じられない」と興奮した様子だった。

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がん克服後の初勝利

ウィンブルドン準優勝カロリナ・プリシュコヴァ(チェコ)は、アリーゼ・コルネ(フランス)に6-1、6-3で勝って2回戦に進出。アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)はマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-2、6-1で下した。

がんを克服したカルラ・スアレス・ナバロ(スペイン)は、オンス・ジャバー(チュニジア)を6-4、6-1で破り、シングルスで復帰後初の勝利を収めた。

25日の東京の気温は32度に達し、国際テニス連盟(ITF)が異常気象時の方針を適用した

気温が30.1度を超えた時点で選手には第2セットと第3セットの間に10分間の休憩が与えられ、チェンジエンドとセットブレークは30秒延長された。

1回戦を終えた世界王者ノヴァク・ジョコヴィッチ(セルビア)とダニール・メドヴェージェフ(ロシア・オリンピック委員会)は暑さに対する不満をぶつけた

国際オリンピック委員会のスポーツディレクター、キット・マッコネル氏は「競技日程の多くは1日で最も暑い時間帯をできる限り避けて予定が組まれている」としたうえで、「全競技でそうすることは不可能だ。加えて全トレーニングと全競技を通じ、集中的な暑さ対策が何年も前から講じられている」と強調した。

アンディ・マリーは棄権

オリンピック2連覇中のアンディ・マリー(34、イギリス)は大腿部に軽い張りがあり、男子シングルスを棄権した。

マリーは24日、ジョー・ソールズベリーと組んだ男子ダブルスで1回戦を勝利し、2日目はシングルスでフェリックス・オジェアリアシム(カナダ)と対戦する予定だった。

ダブルスは出場を続ける予定だが、シングルスと両方の出場は見送るよう勧告されていた。

シングルスはマリーに代わってマックス・パーセル(オーストラリア)が繰り上がり出場する。

マリーは声明で「棄権しなければならないのは本当に残念だが、両方に出場することは医療スタッフから反対された」と打ち明け、「厳しいがシングルスは棄権して、ジョーとのダブルスに専念することに決めた」とした。

英シングルスはブローディのみに

イギリス代表はヘザー・ワトソンが1回戦で敗れ、シングルスで残るは25日に2回戦進出を決めたリアム・ブローディのみとなった。

ブローディは3時間3分に及んだ試合でフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を7-5、6-7 (4-7) 、6-2で下した。次はウィンブルドンで準決勝まで進んだホベルト・ホルカシュ(ポーランド)と対戦する。

マリーは2012年のロンドンと2016年のリオデジャネイロで金メダルを獲得し、4大大会を3度制した実績をもつ。

しかしその後、股関節の手術を受け、復帰後も1月の全豪オープンは新型コロナウイルス感染のため欠場。先月のウィンブルドンでは4大大会で4年ぶりに連勝を果たしていた。

マリーはソールズベリーと組んだ24日の男子ダブルス1回戦で、ニコラ・マユとピエール=ユーグ・エルベール(フランス)のチームを破り、前向きな様子を見せていた。

2回戦はケビン・クラビーツとティム・プッツ(ドイツ)のペアと対戦する。

(英語記事 Murray withdraws from Olympics singles