【ウィンブルドン】 バーティが女子単を制覇 豪選手として41年ぶり

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画像説明, アシュリー・バーティ

テニスのウィンブルドンの女子シングルス決勝が10日あり、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第8シードのカロリナ・プリシュコヴァ(チェコ)を6-3、6-7(4-7)、6-3で破って優勝した。オーストラリア女子の優勝は41年ぶり。

バーティは2019年全仏オープン以来、4大大会2度目の優勝となった。

両選手とも、芝コートのウィンブルドンで決勝を戦うのは初めてだった。決勝で初進出同士が対戦するのは1977年以来だった。

バーティは試合開始から14ポイントを連続で奪取。一気に4-0とリードし、その勢いのまま、第1セットをわずか28分で奪った。

第2セットになると、プリシュコヴァの武器である強力サーブが決まりだし、ストロークのラリーなどで競り合う場面も増えた。

バーティは第12ゲーム、6-5で自らのサーブを迎え、マッチポイントを握った。しかし、プリシュコヴァにしのがれ、ブレークを許した。その後のタイブレークでは、最後にバーティがダブルフォルトし、プリシュコヴァが第2セットを取った。

勝負は第3セットにもつれこんだが、序盤でプリシュコヴァがダブルフォルトとボレーのミスを続けて犯し、バーティがブレーク。そのままリードを保ち、優勝を決めた。

「寝られなかった」

バーティは勝利を決めた直後、コートに座り込み、涙を見せた。「信じられない」、「(ウィンブルドン優勝を)言葉にし、夢にして口にするのに長い時間がかかった」。

センターコートのスタンドを駆け上り、チームと抱き合うと、コート上でインタビューに応じ、「昨日の夜は寝られなかった。何が起こり得るかいろいろ考えていた」、「このスタジアムにいるすべての人に感謝したい。みなさんは私の夢を特別なものにしてくれた」と話した。

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画像説明, バーティは優勝を決め、子どものころの夢を実現させた

一方、プリシュコヴァはコート上のインタビューで、「私は決して泣かない、決して、でも……」と声をつまらせた。

その後、「泣く予定はなかった。コートでは泣きたくないので。私は、泣くならロッカールームで泣こう、でもコートの上ではだめだと思っている。でも今回は無理だった」と話した。

また、「もちろん、次のチャンスもある。たくさんあると思う。希望を失うようなことはない」と決意を述べた。

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偉大な先人になぞらえる見方も

オーストラリア勢の優勝は、イヴォンヌ・グーラゴング・コーリーさん以来。バーティはこの試合、ホタテ貝の形の縁取りをしたドレスタイプのウェアでプレーしたが、それは崇拝の対象であり友人であり、目標とする先輩でもあるグーラゴング・コーリーさんに敬意を表するためだった。

コートを選ばない試合運びや謙虚な人柄、人気の高さ、オーストラリア先住民の子孫であることが共通しており、2人を似ているとする評価はしばらく前から出ていた。

バーティは2011年のウィンブルドンのジュニア部門で優勝していた。大会がオープン化されて以降、ジュニアと一般の女子シングルスのタイトルを両方獲得したのは、アン・ジョーンズ(イギリス)、マルチナ・ヒンギス(スイス)、アメリ・モレスモ(フランス)の各元選手に続き4人目。

2度の年間グランドスラム(4大大会をすべて制覇)を果たしたオーストラリア男子の元選手ロッド・レイヴァーさんは、「本当に喜ばしい、アシュリー・バーティの夢が実現し、素晴らしい試合だった。ウィンブルドン優勝、おめでとう。あなたとあなたのチームが、世界とオーストラリアにいる多くのファンと一緒に喜んでいることを願っている」とツイート

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同じくオーストラリア男子元選手でウィンブルドン優勝歴のあるパット・キャッシュさんは、「本当に特別な瞬間だ。まさに価値ある瞬間だ」と、BBCラジオ5ライヴで感激を表現した。