大坂なおみ、ウィンブルドン欠場へ 東京五輪は出場の意向

Naomi Osaka

画像提供, Getty Images

テニスの大坂なおみ(23)は28日開幕の全英オープン(ウィンブルドン選手権)を欠場することになった。東京五輪には出場する意向。

大坂は全英を欠場し、友人や家族と時間を過ごすつもりという。一方で、東京で「地元ファンの前でプレーするのは楽しみ」だと、意欲を示している。

大坂はこれまで4大大会で4回優勝しており、現在は世界ランキング2位。

今年5月に全仏オープンを途中棄権した大坂は、不安感や落ち込む気持ちなど精神面の不調を理由に、しばらくコートを離れると表明していた。

全仏オープンでは、1回戦の後に記者会見に参加せず、1万5000ドルの罰金を科された。4大大会主催者は当初、今後もマスコミ取材に協力しないなら、失格処分もあり得ると警告していた。

これに対して大坂は「自分の心の健康を守る必要がある」と棄権し、「選手とマスコミとファンのため、事態改善の方法をツアー関係者と協議」していきたいとしていた。

ウィンブルドンを主催するオールイングランド・クラブ(AELTC)のサリー・ボルトン最高責任者は17日、AELTCはすでに大坂のスタッフと接触し、マスコミ対応方法の改善を積極的に模索しているとBBCラジオに話していた。

ジェイミー・ベイカー大会ディレクターは16日、何か問題が起きればすぐに相談するので、いつでも電話をして欲しいと大坂のスタッフに連絡してあると話した。

<解説> ウィンブルドンにまた打撃―――ラッセル・フラーBBCテニス担当編集委員

彼女が全仏を棄権して以来、大坂がウィンブルドンに登場するのはかなりあり得ないと思われていた。

しかし、これから6週間後に自分の国を代表して地元開催のオリンピックに出場できると思っているのは、とても心強い知らせだ。

今年は全仏と全英の間の期間がわずか2週間といつもより短い。これは大坂の決定には影響しなかったかもしれないが、他の選手には波紋を呼んでいる。特に、ラファエル・ナダルには。

35歳のナダルは結局、グランドスラム大会の片方を諦めるしかなかった。ウィンブルドンは欠場することにしたのだ。

ロジャー・フェデラー(39)もナダルに共感するはずだ。全仏で4回戦進出を決めていたフェデラーは途中棄権した。膝を守るため、そしてウィンブルドンで本調子で戦えるようにするために。