ウィンブルドン、決勝は観客をフル収容で開催へ

Wimbeldon 2019

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画像説明, ウィンブルドンは昨年、新型コロナウイルスの影響で中止となった

今月28日開幕のテニスのウィンブルドンが、男女の決勝で観客を最大限入れることになった。イギリスの屋外スポーツ大会で観客を上限まで認めるのは、新型コロナウイルスの流行が始まって以降で初となる。

主催するオール・イングランド・クラブが発表した。それによると、ウィンブルドンは初日、観客を会場全体で上限の50%まで入れる。

大会が進むにつれ観客の人数を徐々に増やす。決勝は1万5000人収容のセンターコートを満員にして開く。

決勝は女子シングルスが7月10日、男子シングルスは11日に予定されている。

主催するオール・イングランド・クラブは、「政府と緊密に連携しながら、観客の陰性証明書の提示などの細部を詰めている」との声明を発表した。

サッカー欧州選手権も

開催中のサッカーの2020年欧州選手権(ユーロ2020)も、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開かれる決勝トーナメントは、収容人数4万5000人の半分まで観客を入れる予定だ。

13日にあった同スタジアムの開幕戦、イングランド対クロアチアの試合では、ファン2万2500人が観客席で観戦した。プレミアリーグで先月認められた観客上限1万人の2倍以上だった。

イギリスでは新型ウイルス感染対策で、観客数の制限は7月19日まで緩和されない。だが、ウィンブルドンとユーロ2020は実証実験として例外扱いとなる。

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これまで、世界スヌーカー選手権の決勝も実証実験として、シェフィールドのクルーシブル劇場で観客をフル収容して開催された。イギリスのスポーツ大会で、上限まで観客を入れたのはこれが最初だった。

F1イギリスグランプリでは

自動車レースなど座席のない屋外会場で開かれる大会に関しては現在、観客の上限が4000人に設定されている。

今月18日にシルヴァーストーンで開かれる自動車F1のイギリスグランプリは、主催者らが観客を増やせないか協議を続けている。

オリヴァー・ダウデン文化相は、「どうすれば大規模イベントを無制限で安全にずっと開催できるのか、より多くの資料を集めたい」と述べた。

イングランドでは、スポーツ大会の観客は入場前に、ワクチン接種や陰性の証明書を提示することが求められている。