2日間で移民1600人が殺到 スペイン領カナリア諸島

Migrants arrive in Tenerife

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画像説明, カナリア諸島に渡ろうとする移民の数がここ数カ月で急増している。写真はテネリフェ島に到着した移民

スペイン領カナリア諸島で7日から8日にかけて、1600人以上のアフリカ系移民が押し寄せ、海から救助されるなどしたと、スペインの緊急サービスが8日に明らかにした。

7日だけで約1000人の移民がカナリア諸島に到着した。移民は航海にかろうじて耐えられるボート約20隻に乗っていたという。

1人がヘリコプターで病院へ搬送された。

西アフリカからカナリア諸島に渡ろうとする移民の数がここ数カ月で急増している。

カナリア諸島は北アフリカの沿岸部からわずか100キロの場所にある。

カナリア諸島当局の広報担当者はAFP通信に対し、グラン・カナリア島、テネリフェ島、エル・イエロ島に移民が渡ってきていると明かした。

また、危険な航海の途中で死亡した1人の遺体を、エル・イエロ島の救助隊が収容したとした。

グラン・カナリア島のアルグイネグイン港から撮影された画像では、移民たちが援助を受けるために列をなしている様子が確認できる。

Migrants queue up to receive assistance

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画像説明, スペイン政府はカナリア諸島には今年、すでに1万1000人以上が上陸しているとしている。写真は援助を受けるために列をなす移民

スペイン政府はカナリア諸島には今年、すでに1万1000人以上が上陸しているとしている。前年同時期は2557人だった。

先月末には、西アフリカのセネガル沖で移民約200人を乗せた船が沈没し、少なくとも140人が溺死した。移民を乗せた船は先月24日にセネガル西部ムブールを出港。間もなく火災が発生し、転覆したと、国連の国際移住機関(IOM)が同29日に明らかにした。

複数報道によると、この沈没事故では約60人が救助された。移民はスペイン領カナリア諸島経由で欧州大陸へ渡ろうとしていたとみられる。

IOMは今年に入って同ルートを渡ろうとして死亡した人は、少なくとも414人に上っているとしている。2019年には同ルートで210人が死亡した。