大作映画6作、撮影再開へ 新型ウイルス乗り越え

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新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)で、見逃した古い映画を見た人もいるだろう。しかし何作か見終わった後には、新作映画を見たいと思うはずだ。
賛成? 賛成だ。
心配はご無用。世の中では、COVID-19によって中断されていた大作映画の撮影が再開され始めている。もちろん、さまざまな感染対策を行った上で。
そうした映画のうち6作を紹介する。2021年に映画館が元通りの営業となった頃に見られるよう、願掛けをしておきたい。

「アバター2」

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2009年公開のSFヒット作「アバター」は、長い間続編が待たれていた。撮影地のニュージーランドで国内の新型ウイルス感染者がゼロになったことから、今週「アバター2」の撮影が再開された。
ジェイムズ・キャメロン監督とプロデューサーのジョン・ランドー氏は地元メディアの取材で、全5作を予定しているシリーズの2作目に当たる今作について、パンデミック後のニュージーランドに数百人規模の雇用と何百万ドルもの利益をもたらせるだろうと語った。
ちなみに、アバター2は「The Way of Water(水の通り道)」という題名になるとうわさされている(そう、次回作は水中が舞台らしい)。
ランドー氏は自身のインスタグラムアカウントに、撮影再開の報告を載せている。

前作にも出演したゾーイ・サルダナ氏、シガニー・ウィーバー氏、サム・ワーシントン氏に加え、ケイト・ウィンスレット氏やヴィン・ディーゼル氏といった大物俳優の出演も決まっている。
アバター2では、前作の主人公だったジェイク・サリーとネイティリが部族の長となり、その子どもたちに焦点が当てられる。ただし、前作を見なくても分かる内容だという。
アバター2は2021年12月に公開予定。そして先々まで計画したい人のために、シリーズの最終作は2027年に公開が予定されている。
ジュラシック・ワールド:ドミニオン

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シリーズが5作も続くなんてすごいと思っているあなた、こちらの恐竜映画は6作目の制作に入っている。
イギリスで最初に撮影が再開される大作となる「ジュラシック・ワールド:ドミニオン」だが、撮影現場では厳しい新安全対策が施される。
(そうでなくても、恐竜からはいつだって少なくとも2メートルは離れた方が良いのだが)
制作会社ユニヴァーサルの幹部はDeadlineの取材に対し、「最大の懸念事項はコストではなく安全性だ」と話した。Deadlineによると、ユニヴァーサルはロンドンのパインウッド・スタジオズでの撮影開始に当たり、500万ドル(約5億3000万円)を投じて安全策を講じた。これには撮影現場に医師を常駐させたり、除菌ジェル150個を設置したりといったことが含まれている。
主演のクリス・プラット氏やブライス・ダラス・ハワード氏は間もなくロンドンに到着するものの、イギリス政府の規定に従い、2週間の自主隔離を行う必要がある。これは「ジュラシック・パーク」の過去作を見直す良い機会になるはずだ。
「ジュラシック・パーク」シリーズの最終作となる今作は、2021年6月に公開予定だ。
トム・ハンクス氏主演、バズ・ラーマン監督のエルヴィス・プレスリー伝記映画

オーストラリアでは、バズ・ラーマン監督のエルヴィス・プレスリーの伝記映画の制作が間もなく再開される見込みだ。
主演のトム・ハンクス氏と妻のリタ・ウィルソン氏は3月、撮影で滞在していたゴールドコーストで新型ウイルスに感染。撮影がストップした。その後、2人は回復している。
まだ題名が発表されていないこの映画で、ハンクス氏は厳しい態度で知られていたプレスリーのマネージャー、トム・パーカー大佐を演じる。若きロックンロールの王者を演じるのはオースティン・バトラー氏だ。
クイーンズランド州のアナスタシア・パラシェ首相は17日の記者会見で、「キャストとクルーが安全に仕事ができることが確認され次第」ゴールドコーストでの撮影再開を認めると話した。
ハンクス氏の感染によって、ロックダウン中もずっと気になっていたこの映画は、2021年11月公開予定だ。
ミッション・インポッシブル7

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トム・クルーズ氏主演のスパイ・アクション・スリラーの最新作は、2月にイタリアで撮影を行っていたものの、同国でのアウトブレイクによって遅延と困難を強いられた。
撮影は直後にイギリスに戻されたが、その後、全体が停止している。
しかしトミー・ゴームリー第1助監督は先にBBCのラジオ番組で、9月には撮影を再開し、「撮影を予定していたすべての国を訪れ」たいと語った。
シリーズに出演しているサイモン・ペグ氏はヴァラエティーの取材で、「まず屋外撮影から始まる」だろうと話し、「そこそこ可能だと思う」と述べた。
一方、プロデューサーらのミッションは、この映画を2021年11月に映画館に届けることだ。
リトル・マーメイド

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ディズニーのクラシックアニメをライブ・アクションにリメイクするこの作品は、3月にロンドンで撮影が始まる予定だったが、そのわずか1週間前に撮影中止が決まった。
主演のハル・ベイリー氏はロンドンからロサンゼルスへと戻り、隔離を行った。撮影再開については「とてもワクワクしている」と話している。
エンターテインメント・トゥナイトの取材でベイリー氏は、「今年初めはロンドンにいて、今にも撮影を始めるというところだったが、もちろんパンデミックのせいでみんな活動を遅らせることになった」と述べた。
「ロサンゼルスにいた姉妹に会いたかったので、実際にはそれで良かったと思った。彼女のところに戻れたのはうれしかったし、また再開できることにもとてもワクワクしている」
この映画の公開日はパンデミック前にも決まっていなかったが、デジタル・スパイはディズニーが2021年11月19日に新作アニメ映画を公開する予定だと報じている。
バットマン

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最後は、魚から翼のある生き物へ。
「バットマン」の新作の撮影は2月にスコットランドで始まり、グラスゴーの市街地を黒いマントを羽織った男性がバイクで駆けぬけた。しかしこれは主演のロバート・パティンソン氏ではなく、スタントの俳優だったようだ。
パティンソン氏は、前作までバットマンを演じていたベン・アフレック氏の降板を受けて抜てき。制作が遅延する間に体作りに励んだ。
これは、あなたがロックダウン中にやっていた運動とさして変わらないかもしれない。
健康雑誌「Healthy For Men」の取材でパティンソン氏は、アルコールを控えたことに加え、「1週間に3~4回、5~10キロ走った」り、「バイシクル・クランチ、ダンベルを使ったサイドベント、ダブルクランチなど」をこなしていたと語った。
バットマンの相方であるキャットウーマンは、ゾーイ・クラヴィッツ氏が演じる。2021年10月に公開予定。







