トランプ米大統領、鉄鋼とアルミに関税25%発表へ 他の国にも関税と

画像提供, Reuters
ドナルド・トランプ米大統領は9日、アメリカに輸入されるすべての鉄鋼とアルミニウムに対して25%の関税を課すと発表した。最も影響を受けるのはカナダになるとみられる。トランプ大統領はまた、アメリカからの輸入品に関税をかけるすべての国へのs相互関税を今週中にも発表すると述べたが、具体的な国名や、免除の有無については明らかにしなかった。
トランプ氏は、フロリダ州の自宅マール・ア・ラゴリゾートからニューオーリンズで行われるアメフトの一大イベント、スーパーボウルの会場へ向かう機内で、記者団に話した。
大統領は「すべての国」に対して鉄鋼とアルミニウムの関税を発表するとして、「アメリカに入ってくるすべての鉄鋼には25%の関税がかかる」と述べた。
トランプ大統領は「火曜日か水曜日」に他の相互関税を発表し、「ほぼ直ちに」施行すると述べた。
「アメリカをいいように利用している国々には、我々も関税を課す」と大統領は述べ、「これは他の国々にとっても、すべての人にとって素晴らしいことだ」と付け加えた。
「向こうが我々に課税するなら、こちらも向こうに課税する」とも述べた。
カナダは最大のアルミ供給国

画像提供, Reuters
アメリカにとってカナダとメキシコは、鉄鋼貿易の二大相手国。カナダはアメリカにとって最大のアルミニウム供給国でもある。
トランプ大統領は1期目の任期中に、カナダ、メキシコ、欧州連合(EU)からの鉄鋼輸入に25%、アルミニウム輸入に10%の関税を課した。しかし、アメリカは2019年に、カナダとメキシコとの間でこの関税の終了に合意した。EUへの関税は2021年まで残った。
トランプ氏が9日に言及したカナダの鉄鋼・アルミへの関税について、カナダ・オンタリオ州のダグ・フォード州首相は、トランプ氏が「ゴールの位置を変え続け、絶え間ない混乱を引き起こし、我々の経済を危険にさらしている」と非難した。オンタリオ州はカナダの鉄鋼生産の中心地。
トランプ大統領は就任以来、複数の国との貿易戦争突入を脅す貿易政策を発表している。この日の発言は、その姿勢をさらに激化させるもの。
関税はトランプ大統領の経済ビジョンにとって大きな要素で、トランプ氏はこれをアメリカ経済の成長、雇用の保護、税収拡大の手段と見なしている。
トランプ氏は今月1日、カナダとメキシコからの製品に25%の輸入関税を課すと脅したが、両国首脳との協議を経て、発動を30日間延期した。
大統領はさらに、アメリカに輸入されるすべての中国製品に対して10%の追加関税を導入。中国はこれに対してアメリカ製品に報復関税を課して対抗した。
プーチン氏と電話?

画像提供, Reuters
トランプ大統領はこの日、スーパーボウルの開催地へ向かう大統領専用機がメキシコ湾上空を通過した際、メキシコ湾の名称を「アメリカ湾」に変更する自分の大統領令を祝して、2月9日を「アメリカ湾の日」と指定する宣言に署名した。
メキシコ政府は、各国の主権は海岸線から12カイリまでしか及ばないと国連の規則が定めているため、アメリカ政府が湾の名称を合法的に変更することはできないと反発している。
トランプ大統領はさらに、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と話をしたのかどうか記者団に質問されると、「それについて話したくないし、もし私たちが話しているなら、会話について早すぎる段階で君たちに話したくない。でも、進展していると信じている」と答えた。
「適切な時期にプーチンと会うことになる」とも述べた。
トランプ大統領はさらに、アメリカがカナダとパレスチナ・ガザ地区を「引き取る」という提案を繰り返し、カナダは「51番目の州」になればと今よりもっと良くなるはずだと主張。ガザについては「買い取り、所有することにコミットしている」と述べた。











