米軍潜水艦、イラン軍艦を魚雷で撃沈 インド洋のスリランカ沖

海上に浮かぶ軍艦全体を横から撮影した写真

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画像説明, 2026年にベンガル湾で行われた国際観艦式に参加した、イラン軍艦「デナ」
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アメリカのピート・ヘグセス国防長官は4日、米軍の潜水艦がインド洋で、イラン軍艦を沈めたと発表した。アメリカはイスラエルと共に先月末に対イラン軍事作戦を開始し、イランは報復攻撃を続けている。

米軍の魚雷攻撃を受けたイラン軍艦は「静かな死」を迎えたと、ヘグセス長官は述べた。

ヘグセス長官は、撃沈した艦船の名前を明らかにしなかった。しかし、アメリカ側の発表に先立ち、スリランカ当局は、4日朝にスリランカ南部から約40キロメートル沖合で、イラン軍艦「デナ」が救難信号を発信し、スリランカ海軍が対応したと発表していた。

スリランカの国防当局者はBBCシンハラ語に対し、救助隊がイラン艦船から80人の遺体を発見したと語った。スリランカ海軍によると、32人が救助されたという。

スリランカ海軍の報道官は、「デナ」の資料によると、同艦には約180人が乗っていたとみられると説明した。

生存者たちは「重傷」を負い、スリランカ南部ゴール港の病院に搬送されたと、スリランカのヴィジタ・ヘラート外相は述べた。

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ヘグセス米国防長官は4日の記者会見で、イラン艦が「国際水域にいて自分たちは安全だと思っていたようだ」が、アメリカの潜水艦が沈めたと述べた。

そして、「第2次世界大戦以来、敵艦を魚雷で沈めたのは初めてだ」と主張した。

米潜水艦が敵艦をこの方法で撃沈したのは1945年以来だが、それ以降も、イギリスやパキスタンが魚雷を使って艦船を沈めた例はある。

米国防総省が公開した映像には、艦船が被弾し、艦尾が浮き上がった後に爆発する様子が映っている。

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スリランカ海軍のブッディカ・サンパス報道官は先に、イラン艦が潜水艦による攻撃を受けたとする報道を否定していた。

同報道官によると、救助活動が開始された時点では、救助隊は同海域で当該艦やほかの船舶を確認できなかった。一方で、海面に浮かぶ油膜や救命いかだを見つけたという。

艦船の位置は「我が国の領海の外側」にあったが、「我が国の捜索救助地域内だったため、国際的義務に基づき対応する義務があった」とも、サンパス報道官は述べた。

2015年進水のイラン軍艦「デナ」は、ホルムズ海峡やオマーン湾での展開任務を担うイランの南方艦隊所属の駆逐艦。最近では、インドが今年主催した国際観艦式に登場した。

ホルムズ海峡とインド洋、その周辺国(イラン、サウジアラビア、オマーン、インド、スリランカ)の地図。スリランカ南部ゴールの近くの黒い点は、イラン艦船「デナ」が撃沈した場所を示している。地図の右上には、2023年に撮影された、グレーの船体の「デナ」の画像がある

イスラエルはレバノン南部に地上部隊

「デナ」が撃沈される4日前には、アメリカとイスラエルがイランへの空爆を開始した。イスラエル軍は4日、イランの首都テヘラン各地にある「複数の治安本部」を攻撃したと発表した。

イスラエルは、レバノンも空爆している。これは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイスラエルに向けてロケット弾やドローンを発射したことを受けたもの。イスラエルは、レバノン南部に地上部隊を進軍させている。

一方でイランは、報復攻撃を継続しているとみられ、4日にはサウジアラビアとクウェートで新たな攻撃が報告された。トルコは、自国領に向かっていたイランのミサイルを「NATO(北大西洋条約機構)の防衛システム」が撃墜したと発表した。

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スリランカはアメリカとイスラエル、イランの紛争において、中立を保っている。いずれの側にも味方せず、「関係するすべての当事者」に対して「自制と即時の緊張緩和」を呼びかけている。

スリランカ政府の報道官はその後、イランの国家指導者や当局者を含め、この紛争で死亡したすべての人について、スリランカは公式の哀悼メッセージを発表する方針だと説明した。