北朝鮮、長距離弾道ミサイルを発射 固体燃料型ICBMと韓国

長距離弾道ミサイルの発射について伝える韓国のテレビ画面(18日、ソウル)

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韓国軍合同参謀本部と日本の防衛省は18日、北朝鮮が同日午前8時24分ごろ、弾道ミサイルを首都平壌付近から発射したと発表した。韓国国家安全保障会議は、固体燃料型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)だとの見方を示した。北朝鮮は17日夜にも、短距離弾道ミサイルとされるミサイルを発射している。

日本の防衛省は18日午前、北朝鮮からICBM級ミサイル1発が北東の方向へ発射されたと発表した。73分間で約1000キロを移動し、北海道・奥尻島の北西の日本海に落下したとみられるという。

ICBMは、北アメリカ大陸に到達できる。今年に入って北朝鮮がICBMを打ち上げたのは、5回目になる。

固体燃料型のICBMは、事前の燃料注入などの作業が不要で、従来の液体燃料式よりも迅速に発射できる。北朝鮮は、中距離の固体燃料型弾道ミサイルも開発中。11月15日には、新型中距離弾道ミサイルに使う固体燃料エンジンの地上燃焼実験を成功させたと発表した。

アメリカと韓国の両政府は15日、北朝鮮に対抗する核戦略計画について話し合う「核協議グループ」の会合をワシントンで開いた。北朝鮮は17日にこれを非難し、「先制的で壊滅的な対応」で対抗すると警告していた。

韓国大統領府の金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は14日、北朝鮮が12月中にICBMを発射する可能性があるとの見方を示していた。

韓国と北朝鮮の関係は、北朝鮮が11月末に軍事偵察衛星を打ち上げたのを機に、いっそう悪化している。韓国は2018年の南北軍事合意の一部効力停止を発表し、北朝鮮は合意を全面的に破棄すると発表した。

北朝鮮はその後、軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)で軍監視所11カ所を復元し、無反動砲などを持ち込んだ。軍事境界線上にある共同警備区域での、兵士の武器携帯も再開した。